AKG K-702


AKG K702 化粧箱。非常にでかいし、かっこよいです。
AKG K-702
Made in Austria
K-701のケーブル着脱型(ミニXLR)バージョン
デザイン面では色の違いのみ

ヘッドフォンはファッションとしてはイマイチ無骨な形が多いけど
これはある日 装着したまま犬の散歩→コンビニに入り
ふと鏡を見ると、いけてるデザインをしてるなぁと思った
色・大きさ的・UFO的要素で自然に溶け込んでた。
きっと誰も 僕がヘッドフォンをしていることに
意識を取られていないことだろう。
ヘッドフォンをしてることをバレたくない人向けかもしれない。




AKGSP!!


定価 \80000〜
形式 ダイナミック型
タイプ 開放型
インピーダンス 62Ω
感度 93dB/mW
再生周波数帯域 10〜39,800Hz
ケーブル長 約3m (取り外しが可能)
プラグ形状 6.3mmステレオ標準(変換プラグ付属)
重量 約235g (ケーブル除く)



Model 解像量 繊細さ 温度感 湿度感 装着感
AKG K-701 / K-702 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆
audio-technica ATH-AD1000 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆? ☆☆ ☆☆? ☆☆☆☆☆☆☆
城下工業 SW-HP10 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆? ☆☆☆☆☆? ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
SONY MDR-SA3000 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆? ☆☆☆ ☆☆☆☆? ☆☆☆☆☆☆
Victor HP-RX700 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆? ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
Acoustik-lab Stella Opus ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆? ☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆ -

AKGは普遍的で、ロゴス;本質的な音が出ているが、無機質にならない程度にミュトス;詩的なトーンが乗っている。オーストリアの色彩があっさりと乗ってる。K-701 / K-702 はほどよく温度感があり、音色はドイツ車って感じである。使い始めには新車のようなにおいがする。材質とか構築性が車体なみに良い? SONYのぶっ壊れそうなMDR-SA3000に比較すると、なにか安心感がある。
音はSONY
MDR-SA3000 の方が高域の明晰さと中域の階調性が超越して良く、特に子どもコーラスがしっとりとしていて意識的なほどである。K-701 / K-702 は中域から低域にかけての太さがあり、Fレンジの均質な広さでは勝っている。audio-technica ATH-AD1000はSONYより更に明確な音像だが、モニター的すぎて話にならない。スパルタ教育のような厳しさを持った厳格な再現になる。開き直ればさわやかなほど融通の利かないサウンドである。音楽に受動的に浸りたい時には K-701 / K-702 は重宝する。日本製品の中ではVictorのHP-RX700と城下工業のSW-HP10が力を抜いた音で良かった。
ドライブするのはポータブル機では難しい。音圧が低すぎる。ケーブル着脱式なのでポータブルで使いたかったけど。かわりにAKGは温柔な音を持ちながらもモニター的な路線なので、
audio-technicaヘッドフォンアンプと相性合うのがいい。ほどよい塩梅なのだろうか。安上がりである。店頭でもAT-HA60で鳴らされていて高解像度なのにスムーズな音だぁとか思った。オーディオテクニカは全般的に硬い音だけど、AKGの K-701 / K-702 はドライブがしにくい分あってか、ほどよく諧和する。

AKG K-702 と Acoustik-lab Stella Opus【比較】
AKG K-702 と、アコースティックラボ「
Stella Opus」(Swiss Made)を同時比較した。 AKG K-702 は audio-technica AT-HA25D で、Stella Opus は QUAD 606 でドライブした。
プリアンプのVolumeをあげて Stella Opus の音を聴いて比較すると... ショックだった。
どちらも解像は端正に仕上がっているのだけど、Stella Opus のほうが濃厚な音がした。K-702 にもなれば、解像度は上から下まで線は十分に描かれているものの、間隙を満たすエーテルが抜けている…というか機械的な音だった。それでも十分に満ちてはいるのだけど、Stella Opus に比べると比較にならないほど簡素だった。
・・僕は、2003年にSTAXのSR-007(
OMEGA II)の音を聞いたときはノーチラスを売ろうとも思ったのだけど。さすがAKGのフラッグシップとはいえ、ハイエンドスピーカーには適わなかったのだな。ぶっちゃけお金がないので Stella Opus は売りたかったのだけどその結論には至らなかった。
ヘッドフォンの音はスピーカーを正面に向けてニアフィールドで聴くような明瞭さがある(アンプに機械的なところが多いほど、耳が痛くなりやすい)。メタルだったらドラムのビシバシ音が滞りなく聞き取れて頭がリズムに乗れると思う。でもアコースティックの音は自然界の複雑さを取り込んでいるので難しかった。ドラムの音でもビシバシ感は audio-technica
ATH-AD1000 には負けるかもしれないが打楽器の素材音自体は相手にならないほど Stella Opus は品位が高い。(そのビシバシ感とか音の立ち上がるスピード感も、ESOTERIC MG-10 / MG-20やYG AcousticsのCARMELやELAC 310CE / 330CEと比べればaudio-technica ATH-A2000Xでもどっこいどっこいだと思う。…でも…そこまでスピードを求めてどこへゆくのか)

スピーカーの再現では音の形状(形相因)の間隙に空気感(質量因)が満たされる。クロストークの弊害があることを考慮すればスピーカーの方が曖昧模糊となる。でも空気は自然ありのまま~の産物なので、空気を多く介在させるほど自然界のフラクタルさを備えた加減になる。(そういうことを狙っているのか回折の問題を考えてのことか、Pioneer や souns faber や Meadowlark Audio はバッフル面を傾斜させたスピーカーを作っている)。
Stella Opus は美音系で、陳列してあったハイエンド機の中にあってはそんなに解像度の高いタイプではなかったけど、まぁハイエンドかなと言える中庸の解像度・空気感を備えていた。AKGの K-702 はそれにもまったく比肩しなかったのでございます。ヘッドフォンではスピーカーには適わない。僕は解像度は逆になると思っていた。




K-702を装着した感じ
ヘッドフォンだけど顔の一部のように馴染みます
ごめんなさい高校生じゃなくて