現代オーディオ辞典へ


PLAYER / AMP / SPEAKER / HEADPHONE / CABLE / etc.



AMPLIFIER Review.
TONE / BAROMETER / HISTORY / BBS / ver.x.xx

  型番 寸評
Accuphase E-212 Accuphaseはトリオ(現ケンウッド)からマニア向けの本格派として分離したもの。たしかにKENWOODとは音が似通っている。パッと聴いてもどちらが高級なものなのかわからないだろう。でも音を時間を置いて思い返すと特質が際立ってくるからか、KENWOODのミニコンは聴いてから一週間も経てば硬質な音だったなぁと思っている。同時に聴いたら安いほうのKENWOODを選びたくもなるが、Accuphaseはあとから出来あがった音の印象が機械的でない。
E-306V 奥にあったメーターのクリアガラスは、ゴールドのボトルで外付けになった。アキュフェーズはモデルチェンジしてもデザインがあまり変わらない。買い換えてもおかみさんにバレないよう配慮されているかららしい。E-306VはEIトランス。marantz PM-14SAはトロイダル。一般的にはトロイダルのほうが高級で変換能力が高いのでスピード感があるようだ。DENONはEIトランスを二つ使っている。marantzはPM-17もトロイダル。AccuphaseはE-407になればトロイダルのようだ。部品一個一個の仕上げにまでこだわるメーカーなので単価が高いのかもしれない。
E-307 E-407に隠れた存在か。ベストバイでは価格帯がかぶると上位機種に☆が集中する。まぁその価格帯の中から選ぶというのだから仕方ないか。透明に空間が広がる。ムンドに比べると若干箱庭的ではあるけどラックスのL507fに比較すると奥行きが感じられ、やや明るめながら基音全体は原音的で録音されたままの音。高解像のニュートラルサウンド。純国産ってかんじだ。
E-407 何を聴いても滞りのない再現。快晴で見晴らし良好。数学的均整と3次元的平衡感覚を高度な次元で融合させる普遍性がある。E-212と比較すると、E-407のほうは多少奥にある音が見えたかな。どちらも陽性で透明でアキュフェーズな音。Accuphaseは工業製品としては最高クラス。ボタンの押し心地やCDのトレーの動作、ボリュームの回し心地、セレクターを回したときや電源が入ったときの作動音、そのすべてに恍惚とする。いくら音がよくてもボリュームの回し心地がしょぼかったらがっかり。それは言えてる。中古ならいいけど、新品で買って箱を開けて電源入れて、回したボリュームががっかりでは・・・。
E-408 AccuphaseにせよKENWOODにせよ社員の方は紳士で、製造は国産だから機械的にも信頼性が高いので多くの人に支持されている。特にAccuphaseは楽器個々の表情が化けず、精確なバランスで送り出されている。正確な分やや硬く感じる傾向で、音色に甘みや芳しさも少ない。NHKホールの音。原料が発酵を繰り返して新たな食品になるように多少形質は変化しようとも、雰囲気があって香しい音色を醸すのがユーロの傾向。生の演奏でもそんなに個々が分解されて聞こえるものではないし、上の方に座ればハーモニーの咆哮が織り成してこちらまで届くので天国のような空気感がある。舶来品はアンバランス設計のアンプとかは特に、その設計思想からして感覚のいい物柔らかな音を出すものが多く、ほとんどそのままで使えるふうになっている。日本製はやっぱりバランス主流でコヒーレントな忠実さ。音楽を再度解体する。ゆえに間接音成分などは自分の按配で醸すことも必要になってくる。そのルームアコースティックの醍醐味に堪えるからステサンでも評価が高いのかな。素材の味が活かされているというのは日本的な美意識で。夢窓国師は庭の敷地のみでなく山脈の背景など自然全体も計算に入れて日本庭園を造っていた。それが国産なのかな。夢窓国師の作った庭は未だに霊性が高いらしい。
E-350 温度感がある。解像度が高く大小のバランスも普遍的ながら90年代後半みたいに輪郭のとんがったような冷たい楽音をしていない。暖炉の中を生きている。これなら凍死しない。
E-530 耳当たりが痛くない。E-408と比べておだやかである。ホールにぬくもり感があり、楽器の硬度もほどよくなっている。
M-8000 セパレートになると一層ヘッドホンのように聴き取れる。上から下までパリティーの精確なこの音を、どう活かすか。歪みとか偏見がないので聴き疲れはしないのだけど、空気感は欲しいかもしれない。KENWOODのK7001にはAUTO ROOM EQという機能がついている。しかしマニアは自分の法則を行使するもの。後方に向けてフルレンジを8基も搭載してるBOSE 901みたいなスピーカーでもないかぎり、地道にルームアコースティックを調性させていくことになる。オーディオルームとしては地下室が理想と言われる。音が痩せない(音を逃がさない)ので。あとは部屋に日光が射す場合、壁面の反射や定在波をフラクタルにするため、部屋の隅にはマングローブや等を置くとか。観葉植物は元気を与えてくれる。地下室が現実的ではない場合、欧米のどこかのホールのように壷やグラスを壁沿い・窓沿いに並べるか埋め込めば楽音が醸成・淨化される。cf.東京芸術劇場
A-200 オーディオフェスタでJBL DD67000を鳴らされていた。ずびずびにドライブをされていた(JBLとアキュはなんか合ってないのかも)。昨年はP-7100でTANNOYのKingdom Royalを美しくしっとりと鳴らされていた。回路はシンプルではないのにわりと品格のある音で。phile-webに書いてあったけど、Accuphaseは意外にも科学的な要素のみでなく機械的な要素にたいするこだわりをもっているようだ。コンデンサー内部に巻かれるアルミ箔をどれくらいの強さで巻くか等ゝ。また、工業製品としても表からは見えないところにまでこだわっている。中身も見た目が美しくないとだめだという考えで各パーツや配置までもが本当に美しくされている。A-200はアキュ40年記念モデル。M6000の上を行くフラッグシップ機になる。コイル一つとってもビッグ。コイルの線の断面は四角で隙間が無い。トランスのケースまで塗装をして仕上げてあるが、A200のトロイダルトランスのケースのでかいことでかいこと。真鍮無垢材を切削加工して金プレート化したスピーカー端子は、サイズ的にもかなりごつく、それだけで重さを感じる。箸より重い物をもったことのない自分には重たすぎた。
ALCHEMIST APD15A MKII SS STEREO SOUNDの記事…パラヴィッチーニ氏笑える。謎らしい。
Ampzilla Ampzilla 五感的な音で南の国へ行ったときのことを思い出す。現地の料理は子どもの頃の自分には合わなくて最後の方はいやになってた。でも味付けないままに空が色濃く海は透明であたたかくて現地人はホットで街にはその街の独特の匂いがあった。催しものも飾り物も踊りも原始的で現地にあるものすべては大いなる大地と太古の意識そのもの。ありのままの裸形を留めており音楽の色彩が色とりどりに目の前にハッとしたところで目が覚めた。
ARCAM FMJ A65 Plus 駆動力がなくて音像が冴えないが、柔軟な音なのでニアフィールドに向いているのかもしれない。ニアフィールドなら音が痩せない。
FMJ A85 DALIのRoyalTowerがボワボワにならない程度に引き締まった音。くっきりとした中にほのかな甘さがある。細身で全体的に解像の薄さは感じるけど、解像度相応に分解されている国産とは違い、解像度の足りなさをハーモニーで聴かせている。それが感覚のいい音なので楽しい。解像度は高くても低くても、使ってるとそれに耳が馴染む。耳が馴染んでからその音色に好感をもてるか否かが重要と思う。オーディオは。もちろん高いに越したことはないが。アーカムの人気があるのはきっとそんなところに基づいているのだと思う。箱はチープだけど表示画面付きで緑のLEDが都会的な存在感。リモコンもかっこいい。
FMJ C30 & P1 合計80万のセパレート。物量投入した分のエネルギーは色気の増幅に充てられている。白くほのかな甘やかさはほのかなままに濃厚になっている。アーカムってこんなにフェティッシュだったのかぁという鳴り方になる。
Audio Analogue BELLINI RE. 採りたての果実にのみあるフルール(産毛)を見ると甘そう。そんな甘さを感じられた。不思議な音だった。シンクレールのあの冒頭の子供時代の淡い詩的さを連想するぐらいにフルールが乗ってる。
PUCCINI RE. ミュージカルフィデリティーのA3.2が響かせる系で波形が花の形をしているとしたら、プッチーニは世界で最も美しい音とされる少年の声が魅力的に出せる音。波形が魂の形をしている。『車輪の下』もまた子供的な詩的さで、第一章を読み終えるところで音楽が鳴り出す。ハンスギーベンラートは幸せな人生だったかな。死に方が呆気ないもんだから、最後の一日はどんなだったろうな、とか考える。
PUCCINI SE RE. 温度は普通か低めに感じたけれど心地よい。中域に甘美なエネルギーが集中している。純音の柔らかいヨーロピアンアンプの中ではわりとレゾリューションの高いタイプ。通常版との違いは大きくはないようだ。
Audio Refinement Complete alpha Integrated Amplifier 1998年の製品にこんなファインなプリメインがあったかー!と思ったのは自分だけじゃないはず。しかも魅入って買おうと思ったら意外に年式古くてやめた。あなたのことよ。Audio RefinementというのはYBAが奥さんのために作ったブランドで女性の発想が活かされている。YBAが高級品で男性のオーディオファンが対象になっている機械的な造形の方面だとするとこれは生クリームみたいなホワイトの外観で品のいい柔らかなトーンを醸す女性的なもの。フランスの甘いかほりがする。ATOLLよりもふんわり豊かな傾向か。DIATONEのDS-1000がふんわり良い意味で3WAYらしくなく交響曲がスムース&ユーフォニーに鳴っていた。電源を落とすとボリュームが自動的に0の位置に戻るけどこれも奥さんの発想らしい。男の場合「ボリュームを0に戻さないと音質が劣化する」と言われない限り気にしない。女は不思議な生き物である。でもそういうものが大切にされているからこの音があるんだと思う。
Aura VA-50 VA-40が初代プリメインで、その次のモデル。色彩感は淡めで柔軟な鳴り方の往年のオーラトーン。ノイズ対策素子などが排除され限りなくシンプルな回路構成。生の生命感がある。名器で依然として使い続けるマニアも多いとのことで、2006年冬にAura Noteが発売された。
VA-80SE 一聴して弱弱しい印象を受けるけど、ボディーは軟調ながらソウルを損なうことなく引き出している。生きてる。氷はぶつかり合うが、液体化すれば溶けあう。気張ったスピーカーをもオーラ性に幽化させるよさがある。
VA-150 鏡面時代のプリメインで一番分厚い機種。PA-200をプリメインにしたモデルで、低インピーダンス化するスピーカーにも対応している。Audio Accessoryでは「情報処理機器で採用される表面実装の基板は、いかにもノイズに強そうな、迷走電流の少ないクリアな音がしそうである」と書かれている。
Stingray-105 Standard Auraは英語で霊の光という意味があるようで、サムシンググレートなものを放つ。消えうせていない何かが有る。Stingrayはエイのこと。軟質な音が出る。エイの革皮は見た目グロイが質感は非常によく、本物はそれなりの値段がする。本物と偽物の見分け方は、ライターであぶって燃えるか燃えないか。ポリエステル製だと燃えてしまうけど、エイの革はライターぐらいでは燃えない。滑らかなのに非常に強くて、爪でひっかいても傷つかない。近年捕獲されすぎていてワシントン条約にやがて規制されることになると言われているエイであるけど、あの不思議な質感に触れると仕方のないことだと思ってしまう。このアンプの音も同じくなんともいえない軟質な感覚。聴き飽きた音楽になることを省みずリピート聴きまくった。DIARYAUDIOBOOKには耳にタコになるほど書きまくった。
VA-200 Stingray105に比べると低域の量感に節度がある。Stingray105のほうは元気まんまんだ。抑制されてない。VA-200は杉ちゃん曰く「AURAのニューエイジと言うべき、従来のスカーッとした軽やかな音に少し粘りを持たせたAURA社の集大成的な音」。音の密度やクリアネスは≒。値段ほどの違いはない。VA-200の場合、とにかくスムージーなところが気持ちがいい。「多くは期待しない。ほどほどに音楽が聴ければいいよ。」と受け入れられてきたのがAURA。でもわりと普遍的でバランスいい。
PSAMP1 -古いAuraの製品を凝視していたジャックが発した言葉が新たな展開を予感させます。「今度の製品のイメージが閃いたんだけど、聞いてくれないか?」- YUKIMのHPより
ストレスフリーなのは健在で、そのままHiFiになっている。鏡面のオーラとは違う、シルキーな味わいがある。Franc francのような時代的なサウンド。ただ大量生産品と違うところは、インスピレーションにしか従わないところか。観念と演算のみでは為し難い業が保たれている。向こうの人みたいに土日は休むことを見習わないと、余計な労働で余計なものまで作り始める。世からエランヴィタルがなくなれば無駄と惰眠が増える。
PA-200 ハイエンドに敵う物量が投入されており、オーラのトーンを高次な水準で堪能できるパワーアンプ。杉ちゃんの所有機。上から見えるトロイダルトランス容量は500VAで、しかもこれは吊ってあるらしい。パワーディバイスは4MOSパラレルであるが、小型MOSを使っていて音のまとまりが良いとのこと。基盤ごとにサインがしてあるらしく、何から何まで凝った造りだというのが伝わる。B&WとAURAの不思議な関係
AUTHENTIC N-10XX 天板に天然花崗岩を戴くNECの超ごうきゅうアンプ(←携帯で変換できない)。45kgある。『踊るポンポコリン』はKANの『愛を勝つ』と並んでバブルの頃を連想する音楽だそうな。このゴージャスなアンプで、一層深く、古きよき時代を堪能してもいい。天然花崗岩を外したN-10XX BASICというモデルもある。
BOW Technologies WAZOO ふわりと夢見心地な音調に空気の軽さがスピーカーの隅々まで満たされる。ころりんころりん。しかも夢想としても深いものがある。 空想と現実… その狭間に乖離ではなく調和があるのが機械の癖に、ではない、動物は生き物だからなのなのである。ふわっふわっ。愛情を受けた子供も毛布みたいにふわふわしてる。
CEC AMP3300 シングルエンテッドを採用した純A級アンプで、しかも無帰還である。朴訥なる回帰を思い描くけれど実際は明晰で現代的。やや平面的ではあるが、厚みがあって綺麗で、SilverStudioが好感触。ドライブ能力が高く、JBLのフロア(4428が軽いのか)をしっかりとドライブできていた。TEACのA-1Dよりも落ち着いた音調。
CREEK 5350SE SonusFaberのConcertoHOMEでまろやかなクラシックを聴けた。どのSP鳴らしてもある種の弾力がある。AURAよりもう少し柔らかくて軽い。mont-bell. patagonia. Columbia. NORTH FACE. FIRSTDOWN.. と聞いて思い浮かべるそのソフトな感触がCREEKのトーン。
 DENON PMA-390AE PMA-390AE、PMA-1500AE、PMA-2000AE それぞれに属性がある。PMA-390AEはピュア初心者や中高生に選ばれることを想定されたような音で、PMA-2000AEにはないシンプルでピュアな特質を活かされたサカナがピチプチした音をしている。比較試聴をされても390を選ばれない自信がPMA-2000AEにはあるから それができるのだろう。PMA-1500AEはその中間。低域は安定していないけど、ニアフィールドなど、できる限りシンプルでピュアな実体を保ちたい人種にはそっぽ向けない音質になっている。BOSEのPLS1610などと似た傾向。
PMA-390SE 最近はオーディオの特性的技術にますます傾倒していて音の扱いが繊細になってきたのか、微小振動がすごいい感じに死んでなくて、柔らかなオーラに満たされている風に聞こえる。
PMA-1500SE PMA-390SEに比べればだいぶと充足している。そしてPMA-2000SEより腰の軽さがあり、まことに中間点。高校生。
PMA-2000 デノンの定番。初代機で、一番朴訥で太い音だとの評判。2000U〜ほどのHi-Fi的インパクトはない。PP回路に使う上下出力Trの特性ばらつきを嫌って、純コンではなくあえて準コンを採用しているようだ(初代機のみ)。杉ちゃんが詳しく解説している。→tukipie様、初めまして。
PMA-2000U 押し出し感アップ。
デノンは出せる音はすべて出しつくしたような音、と言っている人がいた。
PMA-2000V サンスイに替わる物量投入型、と位置づけをしている人がいた。SNは上がった気がする。2000Vは栄養ドリンク飲むとS10Vになる。デザインにおいては特にマニアには評判よくない。でも数を売らないと運営できないし高年層から若年層に渡る普遍性を持ったデザインにしなければならないのがこの価格帯なのでやむを得ないこと。
PMA-2000W 2003年のモデル。2年ごとにモデルチェンジしているようだ。可能な限りコストを抑えようとして作られている型番。最高のCPを持つアンプ。水準のみで考えるとベストバイの High Spec Sound。それでいて決して無味乾燥に陥らない音だとステサンでは評論されていた。価格が上昇したのは仕方がないが、高級パーツが採用され、音質は気休めによくなっている。
PMA-2000AE 従来の肉付きのある解像度の太さは、それが贅肉となっていることもあったけど、PMA-2000AEではストレートにひきしめられている。すごく身が軽い。少し前に波動拳が出過ぎる傾向はあるが、スルーレート感高まり筋力ではなく肌や息を感じるようになった。PMA-2000AEになってかなり今風にメタモルフォーズした。UとVは実際使ってみてもそんなに違いがあるとは思わなかったけど(たぶんWも)、AEからは外観が滑らかなシルバーになっただけあり若いノリだった。セルロイドのように美音。
PMA-A100 DENONは2010年に百周年を迎えた。何気に英国タンノイより歴史が長い。その記念モデルになる。…とはいえ、この不景気だからバブリーな代物ではない。金型を作るのに一千万ぐらいかかるからボディーの形状はPMA-2000SEと同一。ブラックアルミのヘアライン仕上げだが側面はスチール?製だしそんなに高級感があるわけではない。むしろプレミアムシルバーのPMA-2000AEの方が推敲された中間色である分高級にも思える。解像度も同じ。中高域などに共通する箱庭感があり、PMA-2000SEと比べて特に制動力に差があるわけではないと思う。しかし音色が良くなっている。基本的な回路部は変わってないと思うがよりリジッドな構造でより高品位な部品や線材を使われているようだ。シルクタッチな成分が濃ゆくなっている。医療器のような品質。献血の優しい雰囲気。
PMA-SA11 PMA-10番が新しいフェイスになって登場。指先でたたくとコツコツという。ていうか つい叩きたくなるのはなぜ。音出すと、透明度が高くクセのない音になってる。それでいて聴き応えがあるのはさすがDENON。スピーカーから平面的に前へ放射される。音が揃ってる。2000AEよりさらに3D的な階調が豊かで形成される放射面にはウェーブが感じられる。光に金属的に反映する厚いステンレスプレートな風景。
PMA-SA1 「UHC-MOSはバイポーラトランジスタと同等以上の増幅率を有し、一般のMOS-FETの35個分、バイポーラトランジスタの3個分の電流リニアリティを1個の素子で可能にしています。」 改良に改良を重ねて解像には究極の滑らかさがある。液体的。サウンドスケープは今風でフラットに出てくる感覚、SA1ではSA11よりもさらに輪郭の凹凸が深くなる感じ。そしてその軽さは、羽があるのになぜ空の上まで飛んで行こうとしないのかアホウドリ…というぐらい。
DIATONE DA-P610 ダイアトーンのビンテージ・プリアンプ。DS-600番を連想するから、プリとセットで10万クラスのものかな。今の音に慣れるとなんか淋しいし物足りなくも思えたけど、あったかく、地味で普通なところに、学校の音楽室を思い出す。でもこれはギターがつなげられるので、不良用だね。
EINSTEIN The Amplifier Type II 解像感は国産の中級プリメインと同じぐらい。でも非磁性体のパーツで統一されているからか、アインシュタインの回路がすごいのか、まるっきり気疲れを誘わない。色彩的なトーンは控えめで主張がないけど品性がよくみっちりと充実している。人間の記憶は現象時間から離れるにつれ特徴的な印象が相対的に強くなるけれどあの音は未だ自然にまとまっている。融解性・温度・浸透圧・陰影などあらゆるエレメントが宇宙の均衡を保っているんだろう。YBAのような未来的な不思議さとは趣向が違い、なにもないのにリスナーはその引力に吸い込まれる。ブラックホール。
ELSOUND EPWS-5 エルサウンドは小出力アンプと信頼性の高い部品で究極に純度の高い音を求めてる。5W+5Wの出力で、抑圧されているところがなく振動は非常に細かい。EPWS-5はプリメインアンプ型だが、エルサウンドはプリアンプ不要派なので、セレクターとボリュームを搭載した「パワーアンプ」である。無個性・無機質な音が嫌で、プリアンプが必要だと感じる人はEPWS-5S (ボリュームとセレクターのないモデル) 等を選択すべき。EPWS-5自体はモガミとかカナレみたいな音。不純物はないが表情に乏しい。「のっぺらぼう」みたい。この音が聴きたいという独特な魅力は皆無(後記:入力端子直後のホットとコールドで結ばれている抵抗を外すと音調は變化する。硬さが抜ける。曖昧さの中に機微が感じられるようになる)。
EPWS-5Sac マイナーチェンジで電源プラグを交換できるようになった。依然として全体的にストレート感に傑出していて団子状になる遅れた要素がない。Auraやユニスターは振動は細かくないが甘美で明瞭な音。ELSOUNDは振動が細かい明晰な音。KENWOODのS270など引っ込み思案なスピーカーとも塩梅がいい。作ってる人はプリアンプ不要派だが入力インピーダンスが10kΩと低め。EPWS-5Sacはパッシブプリよりはバッファアンプを搭載してるプリアンプと組み合わせた方が好感もてた。プリアンプの音がそのまんま通過して出てくる。個人的にはそうして初めてエルサウンドのうまみを味わえた。パッシブアッテネーター式固定抵抗のボリュームを使いたい場合、エルサウンドにて「47kΩに変更する事も可能」とのこと。またはRCAジャックの裏側の抵抗をペンチで外す。URL参照
Flying Mole DAD-M100pro D.AMPは未来型ロボットに分類されるのでその肩書きに恥じず解像度は10万馬力。ナディ(経絡)には核燃料のみでプラーナ等の生体エネルギーは流れないが、このモグラ君はパワーが有り余っている感じである。優秀な機械ロボットが歌った歌はこんなアンドロメダな感じになる。白いモグラのほうが柔らかいかな。黒は地球人/反地球人の対立を治めるのが主な役割風なのでプリにはおもしろみのある宇宙生物を使いたい。
GOLDMUND Metis 5 Mid-Fiの究極の形。濃厚な音とは縁のない美しさ。精密機が得意のスイスの音。同じ工芸でも、木工と錬金術がありスイスは錬金術。ホワイトアルミニウムの筺体がすごくよく、そのクリーミーな触感が音をいくぶん支配していると思われる。車の筺体とは種類の違う物体で、食べることができる。
Telos 390.5 これでドラクエを聴きたい。Accuphaseの方が解像度は高いけどなぜかドラクエを聴きたいと思わない。
Mimesis 27.8 ゴールドムンドは中身の割に価格が高いので一時風評被害に遭っていたがやはり音自体はよい音である。Triの社長が取り扱いをはじめた。濃厚な音が好きな人がたまに聴くと本当に美しく感じるようだ。スイスの山脈を想わせる水色の音。
Telos 250
Telos 350
Telos 280に比べると低域の馬力が少し増した。でも濃厚になることはなく振動板を通過するように鳴ってる。B&W 800 Diamondだときらめきが瞬いてくる。GOLDMUNDのアンプは好みや相性が結構あると思う。なんでも鳴らせるアンプではないと思う。相性参考に:Metis + Micro Metis
Telos 1000 塩梅の難しいGOLDMUNDのアンプ群だが、同じスイスメードのAcoustik-labのスピーカーは相性がいいと思う。あとVienna AcousticはXPPというニフラムの音の振動板を採用していて、自分の予想では合うと見た。DYNAUDIOのブースでEVIDENCE PLATINUMがMimesis 22H + Telos 1000で鳴らされていたときはDYNAUDIOが褪色しているように思えた。静観している。DYNAUDIOはホットな音。フラッグシップのEVIDENCE PLATINUMだけは天文学的な音なのかもしれないけどおそらくTelos 1000のせいだろう。UFOに遭遇しそうなほど不思議な音ではあった。
HiT
Nanotec-Systems
LTC101055S FurutecのADL GT40 USBというヘッドホンアンプの音をそのままパワーアンプにしたみたいな音。そのFurutecのヘッドホンアンプではゲインが少なめのナイーヴな音である反面 埋没した要素があるけどこのLTC101055Sは全面的によく出てる。あの軟体動物の滑らかさがスピーカーからも聴けるとは。我が輩は感動ちた。この音に成るためには技術的な要素がある。uLTC(ultra Linear Triode Circut)という回路で特許取得ちてる。101055という型番が暗示的だ。ナノテックシステムズのデモが終わったあと、ある気丈なおじいさんが「darTZeelの新作が出たのかと思った、あのアンプ好きなんだよねー」と言っていた。darTZeelよりはさすがに静けさを感じるし日本的な温度になっているけれど、日本のアンプなのに箱庭的じゃない。音像がしこしこ滑らかなうえに元気にどばーっと出てくる。
KENWOOD L-A1 90年代前半のKENWOODのカタログに載っていた高級アンプ。KENWOODも作っていたのであります。こんなピュアなオーディオを。カタログにL-A1が載っていた当時僕は中学生でした。こんなの28万も出して買う人いるのかなと思っていたものだけど(大学生の家庭教師も)、その音を聴けば当時でも納得したかもしれない。このたび運良く大須の店頭で見つけ、3分間試聴させていただいただけだけれど、ほんと品質がいい音をしてると思った。中学当時なら何を思ったろう。L-A1は店頭にてDIATONEのDS-1000を鳴らされていた。プレーヤーはTEACのVRDS10。トーンに色づけはないが素朴でまともな音で、特にファンダメンタルな部分が、省略をされてない造形をしていた。部品の品質や作りの良さが伺えます。高域は非常に繊細で、中域にエネルギーが集約していて、遠近感がよく出ていた。演奏後の拍手まで滑らかに実在感を伴っている。その拍手は全体に溶け込んで綺麗な味を醸して鳴ってるというよりは、ひとつひとつがバラけず滑らかに、まさに楽音のように、音楽のつづきのように鳴っていた。楽音に輪郭の小ささと滑らかさがある。まさにAMPの内部構造が見えてくるようでした。器用な職人さんが地道に作ってくれたのでしょう。試聴機は清掃以外のメンテナンスはしていなかったようだけど伸びやかで綺麗な音を奏でていました。ガリもなかったです。
LINN MAJIK-I リンのMAJIKは昔から代々伝わるシーラカンスだが自分はこの最新型のやつを恐らくこのとき初めて聴いた。ディナウーディオのCONFIDENCE C1Uを鳴らされていた。C1UはシムオーディオのMoon 700iで鳴らされたのを聴いたことがあるけどそれに比べるとリンのMAJIK-Iは骨密度は負けるが、柔和なドライヴ感で嫋やかなピュア感になる。音像は、ELECOMのマウスパッドFITTIOに採用されている超柔軟性合成ゴム・エクスジェル{EXGEL}のやうな、よくわからない感触である。リンは「凛とした音である」といふものでもなかった。なぜなら『凛』という漢字はもともと、♂のアソコがそそり立つ様を形容したものらしいので:参考URL。さうなると「凛とした音」はこの世には有っても、凛とした音の美しさをもつ楽器やオーディオ機材は、ガニュメデスをどっかにもってったゼウスにしか創れまい。もし創れてしまったら飛ぶように売れよう。リンのMAJIK-Iはどちらかといへば、ヘルマフロディトスのようにやはらかな肉付きで、神話のやふな悲しみを宿されているのであつた。
KLIMAX KLIMAX KONTROL & KLIMAX CHAKRA TWIN ペアで260万円とは思えないほどシンプルで薄型ボディーで、そこから出てくる音もシンプルそのものなのでこれはデジタルアンプ?と思ったけど違った。このケースはアルミ材削り出しで2つのパーツから成り立ってる。前面パネルだけではなく、全身が削り出されてる。音は先進的な音作りをしているけど低域など厚みはない印象。でも節食・腹八分が長生きする秘訣か。スピーカーもKLIMAXだったからかな。特徴が嗅ぎにくい音。こだわりから離れてる。繊細で飽きがこないと思う。
LOGIFULL LHA20M 含みのある音。ロジフルという名前もなんか含みがあるけどそれと似たようなトーンになってる。かといってMid-Fiではなく、力強さをもちあわせたパワーアンプ。管球と半導体の両方の良さを兼ね備えている機構でガレージのアンプのように鳴りっぷりがいい。クールな音色とも馴染み音像も彫りが深く。木材の付帯音が伴うバックロードホーン・スピーカー「LSE-700BLK」とも塩梅がよかった。出力は公称値では17Wだけど20W出るようだ。ロジフルは静岡に本社のある国産メーカー。さくらももこの『ひとりずもう』という本の漫画版に、高校生のももこは夏休み東京に一人で旅行した際に、いろいろ噂の美味しいものをご馳走して頂いたけど( ´-`)。o(不味い〜これが東京の味かぁ)と内心思って下痢して帰ってきただけだったという思い出が描かれてた。水が恐らく不味いのだ。水が浄ければおいしい。お寺のご霊泉水をチキンラーメンに投入するだけでコクが深まり (゚д゚) ウマー になった。そのとき料理は水が命と思った。芸能人は歯が命。コーヒーに注いでみたらハワイのコナコーヒーのようにまろやかな味わいになった。土壌が文化を育むからか、そのオーディオ製品がどの国のものかは音を聴けばたいてい予想がつく。軟水か硬水か。さらには同じ国産でも地域の個性があり、ロジフルは「静岡」が引き立ってると思う。同じ中部地方の岐阜県のmusica(ムジカ)とは通底するところがある。子から孫の世代へと森が保たれている田舎ゆえにか出力数が少なく純度の高い音質傾向。軟水で淹れた、冴えたお茶の味。musicaの方が若々しい音。ロジフルは梅ヶ島の滝の音。美しくも厳しい自然の音。
LUXMAN CL35 & MQ60 30年前の管球アンプ。不朽の名作。TANNOYのEdinburghを鳴らされていて交響楽がユーフォニー。絹ごし豆腐。
L-80 こんなに裸特性の高いアンプは使ったことがない。これぞアンティックという自然さで、高域は自由に伸び、低音は慣性任せに出される。力で抑えつけたところがない。色気はそっけないものだけどニアフィールドで透過性の高いスピーカー(Apogee等)を鳴らすとシベリウスとかにすごい清澄な響きを感じられる。よく聴くとさーさーとノイズは乗ってるけどそれにすら物理的な自然さを感じる。管球アンプにも近い。この音には山之辺の道のような素朴さがあった。
L-507s ラックスはオーディオオーディオした趣味性を大切にしていて、大型パワーメーターの雰囲気がいい。音もオーディオとしての味わいがある。暖色で、ホールトーンの余韻が深い。
L-507f 温度、湿度、肌触りなどの感覚要素が綜合的に取り入れられている。店頭でスピーカードライブに用いられるのは明るく普遍的なバランスのアキュフェーズであることが多い。アキュフェーズのE-408のような透明な見晴らし感はないが、ラックスには知覚空気感があり、そこにラックストーンが上品に伴っている。
L-509f 「神は信仰としての神、哲学は純粋に哲学」と宗教の世界を現実の世界と峻別するより、八百万の世界に生きているのならモナドが互いにゆきかうものとして考えたい。日本人が現代無宗教なのは魂を物理学的根のなさから美意識を唯脳の狭間に削ぎ落としてきたからであり、それは同時にパーフェクトな論理の内に生きていなければ気が済まないというメンタルの裏返しでもあろう。でも本来ここは惟神の国だった。今は科学が裏目に出ているのかもしれない。デンマークのBow Technologiesにはホールの空気がある。空気が「そこに初めからある」。あたかも神の存在は当たり前であるかのように。ラックスはラックスの雰囲気を今もなお保有している。どうかラックスでありつづけてほしい。ただL-509fの場合は定量的に空気を封入しているような感はある。今のアンプは原理が複雑すぎて、人為的な再現性にもなりうる。霊性がまだ複雑なテーゼに追いついていない段階。というと言い過ぎである。難しい音なのでイミフな書き方をしてみたのだ。
L-505u マイルド感が良い。クリーミーマイルド。15年以上続くL-500番のプリメインも、ちゃくちゃくと高音質化して(音色も移り変わって)いて、L-505uはL-505番の中で最も良い音だと思えます。定価215000円(税別)。21Kg。重量はL-507sよりもある。
L-507u fシリーズより音が更に白くなった。合わないものは排され、色彩調整されてる。弦のうねりではシルクのボールがコシコシと弾むところあり。音の量が重くどうしても箱庭的なサウンドになるのが国産大手の大型アンプだけど、その箱庭の中の音像が濃ゆいのがラックスマンである。また、トランジスタアンプは階調性が豊かな反面、機械的に冷たい音にもなる。ラックスは音量を上げても刺激感が少ないし温度感の豊かなところがよい。ダイナミズムのうらはら、絶対にギンギンとはしない節度がある。この音の生まれる背景には先祖代々ジンテーゼされてきたDNAの発達みたいな労苦が偲ばれる(意味不明)。
L-509u L-509u, L-507u, L-505u …解像度はどれもそんなに変わらないが、L-509uは一番ストレスはなかった。ふわんとした気泡。よく鳴った。ぬけの良さと元気さもあった。
L-507uX 無信号時の消費電力がものすごいことになっているが(でもデスクトップほどではないか)、強力な電源を搭載するのは、瞬間的に立ち上がってくる信号に追随するため。音樂の音圧は一定ではない。管球アンプは音がクリップしても偶数倍音など自然界に存在する音で崩れるが(だから電源部は弱くてもよい)、トランジスタのクリップは奇数倍音が偶数倍音ぐらいに多く自然に関わりなく崩れるので、クリップさせてはならない。という設計理念で強力な電源部を搭載する。オーディオフェスタin名古屋で聴いた。瞬間的に立ち上がってくる音楽を結構な音量で聴いても眠ることのできる音だった。
SQ-38u 往年の名器SQ38の復刻版。艶やかでシルキーな現代サウンドになっている。さすが管球らしいと言える音触で、高域から低域までハイフィデリティーなL-505u / L-509uよりも10代の甘い肌合いがある。ピラミッド型。元気さもあるがL-509uらの爽やかな元気さとはまた少し印象違う。両方とも今風の少年っぽさを兼ね備えているけど片方はNikeで片方はadidasのようなキャラクターの違いがある。
C-7i & M-7i ゆとりのある音だけどやや団子かもしれない。SPとの組み合わせによりけりだろうけどセパレートの造形が小出力のアンプの機敏さに負けている場合がある。
C-8f & M-8f このクラスのセパレートになれば音のまとめ方が云々という次元から離れる。圧倒的なパワーと広大なレンジによる恩恵か、モナドが慣性任せに行き渡り、整合してゆく。国産という枠組みをもある程度超えられる。
C-9U & M-10U ぬくもりが自然で余裕を感じる。オーケストラの人達がなにかに包み込まれている感がしない。LUXMANの本領が発揮される。歪みのない音は論理的思考のように簡単で、最近はモニオのBronze B2やKENWOODのK's Esuleのように信じられない価格でクリーンな音が作られている。でも小林秀雄はもののあはれを人間の道だと評価する。今の思想の潮流は"正しいことを言いたいだけだ"と批判していた。そんなものはだね、誰にだってできるんだよ?それが悪いわけではないけどオーディオでも、自然な特性を保ちつつ肉厚を重ねるのは至難の業で、自然界にある無限性や生のもつエネルギー感に迫ろうとするものはムーン山に拒まれてすべてを忘れるのだよ。でもこの9番とか10番とかになると、その厚みに調和が見いだされる。辛辣になりがちなB&Wがおだやかになってる。ホルンなどがプワーンという暖かい厚みをもって吹かれていて、まだ余力がある。ムーン山からなにかを持ち帰ってきてる。
marantz PM-6100SA 瑞々しいサウンドステージ。多彩さを醸すタイプではなく、単結晶体が目の前に浮かぶよう。
PM-80a ONKYO Monitor2000xでの場合、ポップスよりクラシックのが良かった。ポップスは高域が少し痛たかった。古いペンションみたいな印象の音。そんな幻想的な場所で使われていたであろうビジョンを浮かべながら聴くと((いいなぁ))と思った。
PM-17 PM-88SEの頃からデザインが一新。AクラスABクラスの切り替えスイッチはなくなった。marantzらしい清楚なトーン。最新のモデルに比べると少し毛羽立っているが、アナログ的な再生音なので一種のサワリとして感じられる。PM-16も同様かな。
PM-17SA SA対応でクリアになった。仄かな色気がクリアネスの中に感じられる。低域こそ薄いが、節度があり小気味のよい鳴り方をする。SM-17SAとバイアンプ接続をすれば音像の提示性があがる。もちろんPM-17SAだけでも上品でいいと思う。
PM-17SA ver.2 センシビリティーの高いスピーカーと組み合わせると全域に渡って不思議な浮遊感が生まれる。透明すぎる中に節度よく音が前後に浮かんでいる。色彩は透過していてそれがゆらめく、まさにオーロラだ。ver.2になってからこのゆらめいた感じがよくでている。美しく見せるための一行すらあってはならないという理念によって余分だとされる要素は削ぎ落とされたような音。
PM-14 ある種の完璧さのあるデザイン。冷徹になったサウンドを表現するかのようにパネルはブラッシングされ、感情まで見透かせるクリアネスですとでも言いたげにサーモアップメーターが付いた。
PM-14SA 現代marantzのプリメインは無を感じさせる透明感を持つ。Accuphaseの夜空には温度を伴う粒子が離散しているが、marantzの場合は完全な無である。宇宙が誕生する以前の無で、そこから音が生まれるかのようだ。浮遊しているというより存在している。
PM-14SA ver.2 ver2からサーモアップメーターがブルーになった。光に反映するシルバーはシックで、現代性をとことんまで突き詰めてきた。そんな音がする。とても静物的で、PM-17SA ver2の節度をそのままに、低域などが安定する。不思議な浮遊感覚はかろやかさになり、透過していた音は存在感を伴う。こうなると決して17ver.2の高解像度モデルという位置付けにはならない。17ver.2には17ver.2の、14ver.2には14ver.2の独自の属性になる。共に視覚的なサウンド。゚・*:.。. .。.:*・゜゚・
PM-15S1 氷はぶつかり合うが、水になれば解け合う。「表象」においても、物理化すればとりまくものと相容れなくなっていくが、表象それ自体は物理ではない。デジタル機器でも、量子化された数列が伝送されるのではなく、光とか自由電子が送られる。唯脳においては概念もすべて固体となるのだけど、靈化してしかるべき姿に戻れば、周辺付近にほどよく諧和してゆく。ニュープレミアムデザインからのマランツは、静観ながらも聴覚への馴染みがよくなっている。ぷかぷかな空気感はwazooとすら思わせる。靈化してる。
PM-11S1 SC-7S1&MA-9S1の技術を受け継いでベストバイになった。B&W703が気楽な音で鳴った。硬さがどんどん抜け落ちて、生命による明るさが増した。肌に触れた音が柔らかい。子供の肌のようにつるつる弾性があって気持ちがいい。それでもやっぱり音楽は主観的にならずあくまで静観している。静観しつつも、隅々にまでエッセンスが通っている心地だ。Signature805のギガピクセルレベルの緻密さを有機的に満たしていた。AuraのPSAMP1と同じく、高解像な骨子をスウィートななにかで固められている。
PM-11S2 PM-11S1より円くなっている。温かみが増して、精細で粒立った感じは減った。ニュープレミアムのPM-11S1から耳が痛くなるmarantzらしい特性は消えていたけど、さらに耳を近づけても痛くない感じがしていて、marantzを買う際の懸念がなくなった気がする。
PM-15 '93のC.O.T.Y。PM99系の発展型。定価45万、重量32kgの筐体。プリメインアンプとしてここまでするかという物量とアイソレートに伴い、JBL S3100の38cmウーファーに制動感覚の節度よさが聞かれる。音の場所がわかるような、音の形に触れるような団子が出てくる低音。この実在感を前にすると「聞きやすい」は「薄い」でもあったと感じる。基調は優しくふんわりホワイトシルク。そして輝かない自然さが厚みのある音に守られている。日本の真髄は外を飾るではなく内側から輝く。伝統的な美意識溢れる。
McIntosh MA6500 MA6400の新型。これはに見えにくいデザインになっている。向こうの人にもMA6400は機関車トーマスに見えてしかたなかったんだと思う。MA6500の音質についてはやはりジャズがまろやかでよかったでした。弦楽の場合は空気感よりも楽器が主張的な感じで、その楽器の音がやわらかい。くっきりと浮かぶ表面の音には瑞々しさを感じられた。McIntoshはクラシカルな設計を大事にするけど常に新しさがある。
MA6900 Stereo Soundのベストバイでずっと上位だったMA6800の新型。音は現代的なのか、ジャズ向けの厚みに平面的な波動拳を感じる。
MA6900G 機関車の煙突が水蒸気をぶわっと噴き出すような空気感。TANNOYのPrestigeのようなふわぁんと音節の長いスピーカーにマッチしそうな音。濃厚さ・コク感も一緒に吹き出されたかもしれないが、明瞭な硬質感を出さない。
C710 ローエンドのプリアンプだけどマッキンの馨りが彷彿。非常にコンデンス。いざ使ってみるとこんな聴き手を惹きつけるサウンドだったんだ。しかもデジタルアンプでそのまんまその馨りを楽しめた!。オーディオの愛好家が最後に落ち着く先はマッキントッシュだとか言われるけどわかるものがある。感覚は純粋であくまで正しくヒューマン。高域は厚みがあるうえあくまで嫌な音を出さず、低域方向からはマッキンの風味が煎り薫る。ローエンドからハイエンドまでdissolve pure tone in a sense。中域も産まれたてのようでこれは原人の聴覚の域に達している。声聞くだけで性格がわかるというか。電子音には意識があってフルートはトークしているというか、メロウでコクがあってGourmais.(なんて単語があるかどうかは知らないけれど)。女性ヴォーカルは媚びてない。それでも余計に魅力的なのがすごいことです。この再生音は聴き手を惹きつける。リスナーを引き込むわけでなくリスナーが引き寄せられる。アメリカンな比喩を使えば「私はダッグの匂いに誘われたビーグルのようだ」。新世界の地平線が広く、太陽のおおらかさにうっとり。全面的に委ねられる。猫が腹を見せて寝転ぶのは信頼しきっている証拠。
C41MC352 McIntoshとJBLのコンビネーションは最強。たしかこのセパレートで鳴らされた4425Mk2の音を、あの日あの店で聴かせてもらった。その音は感覚の全てを魅了した。生きている音が感覚に感応するから。なんらかの外的現象とクオリアが抽象的に反応しあって渦を巻いているものは、一層感受性の深くにまで染み渡る。この感覚は反芻可能なので忘れにくいのかもしれないけど、忘れられないのです。
MC402 シルキー感が増していて それが往年のトロッとした感じより勝る特質となっている。
MIRAD SRA-C20 合金鉄なトーンで機械アートなサウンド。ブルガリのアルミニウムのような、素材を活かしたよさがある。透き通っているという風ではないけど、りんとして冷ややか。低域は膨らませることなく、余計な色気も無い。
musica ATT100+POW100 初期のムジカの製品はシルキーなホワイトなトーンはあったものの窮屈な音素が多かった。REVOLVER(レボルバー)社のスピーカーR33のせいかな。今のムジカは清澄な音で岐阜県の田舎の自然の中。虚飾なく心地よく聞ける。小さな会社なのでしがらみなく自由にオーディオが作られている。
int30 さすが日本製品というものづくり。アルミ削りだしボディー。Snow Whiteの仕上げが美しい。またその材質感も良い。さらさらしたセラミックのような触感。ずっと触っていたくなる。外観色は「茜」や「新月」に変更することもできる。養老鉄道100周年記念モデルKU-506(赤)もあり。20W+20W。パーツが良いのか シンプルだからか 柵がないからか すごく階調が滑らか。そして甘みの感じられる音。『子猫物語』がピュア。低域も表情があるが、中高域にエネルギーが集中している。ケンウッドのS270との組み合わせでハイエンドの音。ムジカのトランジスターアンプはクラシックよりポップス向けだと思うのでクラシックを聴くならirisの方がよいかもしれない(真空管アンプはリニアな増幅はトランジスターアンプに比べて劣るけど、細かな成分が得意。その分、極小音量で再生しても音痩せしにくい)。
オーディオは人により必要のある機能と必要がない機能があるので、パワーアンプ[pow30mono][pow30usb] / ヘッドホンアンプ[hpa30usb] / フォノアンプ[pho30gd] / パッシブアッテネーター[att30] / USB-DAC[usb30] / CD用バッファアンプ[cdb30] / プリメインアンプ[int30]に分けてあるようだ。幅82mmの筺体は5台横に並べることも想定している。小音量でラウドネスを使いたい場合は低域増強アダプターlf1(ブログに設計図を公表されていて自作も可)もあり。後退する要素はあるがきれいに低域が持ち上げられていた。
int30s int30の出力が30W + 30Wのモデル。カラーバリエーションは[Black and Red]と[Snow White]の二種類。
pow30usb サイズは小さいがピュアな音がする。電源の小型化は大変なことのようだが過去にCSEに勤めてた設計者がそのときのノウハウを駆使しているようだ。今は部品も進化していて30年前の半分のサイズで済むものも多い。そういう部品を賢く使って設計している。300Bも昔より今製造されたもののほうが実は特性的には優れているらしい。新しい部品によるところか音調は艶やかな傾向。遠近感もスムーズに開ける。デザインのとおり若々しい音がする。USBから接続するのが今のトレンドのため簡易なDACを搭載している。内蔵されているUSB-DACは据え置きのCDプレーヤーからの音に比べると落ちるものの、そこそこの音質。
int60 日本版Metis。触感がたまらなくよい。日本の工場の技術力。電源投入時にはポッと豪快にノイズが出るが、それはミューティング回路が搭載されていないから。注文時にmusicaに言えば搭載してくれるが、この純度の高い音質を損なうので、そのポップノイズが心臓に悪いと言う人や出力音圧レベルの高いスピーカーを使っている人だけにとどめたいところ。また、入力インピーダンスが高いのでパッシブプリアンプも使用できる。その音質が良い。そのかわり電源がONの時にPOWER入力のRCA端子などを引っこ抜いたりするとホット側の電圧の変動でノイズが豪快に入る。「市販のアンプの多くは、電源が入っていない時にも入力インピーダンスの極端な低下を防ぐため、10KΩ程度の抵抗を入力端子と内蔵の増幅回路の間に入れていることが多いです」(知恵袋)との事だけどムジカのアンプは入ってないと思う。
pri60v2 Input1はレコード専用ですので、デジタル世代はInput2/3に接続しましょう。本体には書いてありません。
pow60v2 バッファ用のミニチュア真空管を変更したセカンドモデル。微細な凹凸感はあるが柔軟な音が出る。電源投入後は不安定でよく音割れする。また、携帯電話のノイズなども受けまくる。故障中のpow60taは手を触れただけで音質が変った。電源ケーブルで音質が変わりそうだ(実験はしてない)。ミュート回路が搭載されておらず電源投入時のポップノイズは凄いし、音質の事しか考えられていない。これほど開放的な音がするアンプはメーカー製品の中にはなかなかないだろう。
pow60/ta 10周年記念の限定モデル。中身は更にシンプルナイズされてるけど、pow60v2に比べて低音など分解能が高くタイトでワイドレンジな音像になっている。滑らかな音。このアンプもなにをしても音質が変わる。ボディーに手を触れるだけでノイズが乗ったりする。電源は3Pインレットだけどアースは取られていない(だからふつうに2Pの電源プラグのケーブルを使えばよい)。高域が澄んでいて、低音は補足的で、空気感はひんやり。クリアーな音だけど輪郭の硬さがない。Pioneer A-A9と似た傾向で箱庭的ではなく軽快な音。夜中に疲れずに聴ける。パイオニアのほうがしっかりした音だけど、ムジカのほうは付帯音がない。より天然水に近いシンプルな音。フルオーケストラだと他のアンプ群の方が良いが、村治佳織の『Cavatina』のギターの音はmusicaのPow60/taが最高に最高に良い。弦を弾く音とか艶やかで、空間に広がってゆく。オーディオの音に感動する事は減ってきたが、今回は久しぶりにそれを得られた。
pow62 60シリーズ4世代目のパワーアンプ。デザインが変更され、バッファアンプの真空管は前面に来た。インシュレーターの足も搭載された。重ねて置いた時に真空管用の窓を塞いでしまう事はなくなった。今回はボリュームが付属しているが、ノイズ対策素子は極力排除されてる。初代のpow60は使った事がないが、60シリーズは世代毎にかなり音質がかわってくる。このpow62は中域にエネルギーを集められていてポップで明るい音調。クールさはなくなりpow60taより少し開放感は落ちるが聴きやすい音になっている。従来は真空管が悪さをしていたのか滑らかさが損なわれていたけどこれは特にそれを意識する事はない(個体差かな)(後記:野球の軟式球を当てたらブーンという音が止まらなくなった。音が漏洩していて密度が薄まっている。我々のムジカは壊れる宿命なのだろうか)。
Ibuki Ibuki(いぶき)は蒔絵の仕上げを施されたシリーズ。岐阜県関ケ原市の協力で作られた。Ibuki-amplifier、ibuki-digital、ibuki-analog。小型のオーディオはヨーロッパで受けるようで、30シリーズは日本とヨーロッパで半々で売れている。蒔絵のオーディオは我々日本人にはどうかという印象だが、これはヨーロッパからの要望があって作られたもの。出荷先はほぼすべてヨーロッパらしい。
iris50int 真空管は余韻が出やすい。電子流れ現象?を応用して音を出しているトランジスタは、出力を絞っていった時にある段階で急に途切れる特性がある。一方フィラメントから熱電子を高速に放射する真空管は最後まで徐々に減衰する。真空管アンプとLPは相性が合うが、それはLPに記録されている小さな音も導き出せるからかな。
アイリスの外観はすごく今風。電源フィルターコンデンサーは真空管全盛の時代の10分の1のサイズになるようだ。CSEで学んできた電源設計のノウハウや進化しているパーツを賢く取り入れて、真空管アンプだけどコンデンサー等の突起がなく外観がすっきりとしている。トランスはEI型と言ってたっけな? iris50intは5881真空管を採用。300Bは音がよいけど6L6は価格的にいいところで6L6は最も多く採用されている。5881はその6L6の進化型。音の作り方としては30シリーズと60シリーズとは結構方向性が違っていて、int30とint60のように滑らかな先進的な音像ではないが、アイリスはいわゆる管球っぽい良い音で地味に鳴っていると思った。岐阜県の西美濃は部品工場に恵まれているようで、精度の高い部品群を取り入れているけど、ちょっと物足りないぐらいにノスタルジックな音。この外観でこの音か!というギャップ萌えはある。ブラックが新発売された。ホワイトは真空管の熱で変色するのだろうか。だがムジカのホワイトはサラサラ感が魅惑。岐阜県のどっかの工場の高い技術。
MUSICAL
FIDELITY
A3.2 ステンドグラス 貧乏人や旅人へのやさしさ カリスマ性という救いではなく ただ一心に肘を地につけ讃える。(ミュージカルフィデリティの歌)
A3CR A3のセパレート。この価格帯の舶来品の中ではスペック的にも良好。分解能やS/N高くてハキハキさにつながる。基調はやや端麗か。女性ヴォーカルはハスキー。余裕があって表情が出ている。Accuphaseやmarantzに比べると元気すぎるな、とか思うけど低音楽器などよりよく描写されている。
A3.2CR デザインが優れてる。薄型だったA3CRに厚みが増した。それだけで分厚く感じる。パネルはさらにブラッシュアップされ、生で見ると圧倒される完成度。音はA1時代の管球トーンに近づいたとのこと。
Nakamichi IA-1 タイトに引き締まっている透明な楽音。ジャズはスピーカーの前に浮かず、馴れ合わずに出てくる。スピーカーは四角形なので平面だなぁという感じだ。アンビエントな甘さや空気感は一切なく、アグレッシブで、ショスタコなど厳格だった。ナカミチは中道と書くと極道みたいだ。
Olasonic NANOCOMPO
NANO-UA1
名称のとおり超小型のアンプ。小型機らしい生々しさがある。しっとりしながら控えめに鳴らす。実在性求めるとなると物足りないが品の良い音。小出力マニアにとっては魅惑の小宇宙。独特のUFO感がある。鞄堅a電子という日本のメーカーが立ち上げたオーディオブランド。仕様表のスピーカー出力値は「ダイナミックパワー」で表記されているけど、小出力素子の方が音が良いと主張する設計者も多いし、ELSOUNDのEPWS-5Sは5W+5Wで充分すぎる音量が確保できているので定格出力で(1/3ぐらいかな)表記されていてもいいと思った。まだ小出力アンプの良さが世間的に認知されていないのだろう。
ONKYO A-927 外観どおりアナログな回路を採用。「裸特性の優れた音」を目指した。鮮度感があり美音だけど鮮度自体はそれほどでもない。駆動力もいまいちで音圧感はない。でもmid-fiな雰囲気のよさがある。アンプにスピーカーの個性を決定されないところもいい。
A-929 天板にダイレクト入力端子がある。これは入力部への近距離化を狙ったもの。ここまでピュアリティーに拘っている。コーラルのスピーカーなどが蘇りそう。
A-973 電源部には容量10,000μF/50V・30mmφ×40mmHの大型電解コンデンサを2個採用。無機質なデジタルアンプもよく進化してきて、爽やかな音質がするようになってる。LED電球のようなはっきりとした音を出す。端正な音の出方で、明るく陰影は説明され、電球のように回折をしないのでキラキラながら机の下は暗い。太陽の光からは遠ざかったかもしれないが、全体的には、雲りの日に太陽の光が雲を明るくしているような明るさを感じられます。良い音です。
P-3000R
M-5000R
オンキョーの久しぶりのフラッグシップセパレート[2010.12]。DIDRC回路搭載の恩恵か、蛇足を取り除いた見通しのよい音がする。明るい白いトーン。そしてプレーンヨーグルトに乗せるシュガーのような甘さを感じる。無駄なものが濾された分だけ、溶解した液体の中に機械くさい成分が明らかになってしまうも、そんな僅かの気になる部分を覆い隠せる軽妙さや音触のよさがある。タンノイのキングダムもほんのり甘くしてしまう。
PERREAUX PMF2350 南の国よりさらに南の島。プローの空は今日も元気に曇ってます。目立つ音と埋没した楽音の差があり、決してバランスがいいとはいえない。でも色は多彩ではないが馬力があって、霞んだ色がもの憂げな元気を醸しているのです。曇りといえばおもひでぽろぽろ。野球部の広田君が「晴れの日と、曇りの日と、雨の日と、どれが好き?」と聞くと、タエ子は「曇り」と答える。そこで我々はなぜか「よかった、僕と同じだ」と言ってボールを上に投げて去っていくのです。
PIONEER C-90 パワーアンプM90と揃いのプリアンプ。ボリュームの質感、滑らかな動きとその音にパイオニアのEXCLUSIVE手前のフラッグシップさを感じる。厚みのある音でヴィンテージより一歩進んだナイーヴさもあり心中してもいいんじゃないかという生の音がする。中古3〜4万で本格的なプリアンプを手に入れたい場合はQUAD34/44か、これか、あとは他の人に聞いて。
A-A9 PD-D6+A-A9+SPM-300…泡に包まれた世界。泡包世界。あわあわした空気感ができたてほわほわ。最近はお目にかかれないのが哀しい、あわあわしてる石鹸のCMみたいな、あのCMの泡の肌理濃やかさよ。これは感触の話であり、トーンの味わいまで石鹸くさいわけではない。多少、ウイスキーの薫りする豊かさよ。石鹸の泡は奥の基調を包んでで 泡は決して人間を襲うことはなく、泡の楽譜の中からつんがってリアルな楽器の音が描出される。やわらかさのうちに硬さが共存しているのである。日本の家庭のように。
QUAD 34 QUAD 33, 34, 44(プリアンプ), QUAD 405, 405-2(パワーアンプ) あたりのクオードのセパレートアンプは どのオーディオ店員も正直に褒め称える。BOSE363を家に持ち運んでくれた昔オーディオやってた人も゙いいアンプを知ってるね゙と言っていた。こんなアンティック‥黴臭い音しか出ないだろう‥と思うけどこの34を買ったらすごい生命に満ち溢れた音でびっくらこいた。生き生きとした音に満ちてる。実際、店員さん曰く 古い物なのでちゃんとした音では鳴らなくなるリスクはあるようだけど、それでも 一度は使ってみたほうがいいよと推薦していた。その店員さんがまさに、東南アジアに旅をした時に出会う現地に滞在の長い日本人みたいで、彼がバックパッカーでもよく巡り巡っているその地のとりわけ素晴らしい所を教えてくださり、"あそこにもぜひ行ってみてください"等と真摯に勧めるような勧め方をしてきたので僕のオーディオ辞典・想い出にはない製品だけど気になって手に入れたのだ。すばらしい音でした。球数が多く、Yahoo!オークションにもよく出品されているのを見かけるので、ぜひ使ってみて下さい。
405 405は606のように硬い音はしない。中域にエネルギーが集中してる。タンノイのVLZとの相性がすこぶる良く、魅入ってしまう。今の音より昔のオーディオの音が好きな人にはたまらない音を醸していた。
RASTEME RSDA302 RASTEMEは再生するソースで意見が分かれそう。打ち込み系ならしっとり浸れる心地よい音になるけど、クラシックはなんじゃこりゃってぐらいの簡素な音になる。褪色し過ぎなサウンドである。それもデジタルアンプの限界、この価格のモデルに複雑怪奇な現象を説明させるのは難儀だろう。オーディオは現実問題において、ソースの転送からドライブまでが正確でさえあればよいものではない。ソースに伴った副産物の音であっても、量に満たされてないとエーテル感には満たされないと思う。デジアンはリニアで正直すぎる。RSDA302は甘みのあるトーンだったけど、アコースティック再生の場合、教科書的な楽音が引き出されるばかりであった。
ROTEL RA02 イギリスに展開する国産のメーカー。物量投入してバリューで売ることなしに、ROTELは素材で味を生かす。ローテルは設計の90%の時間を試聴に費やしている。RA02は細作りながらも音楽をいつくしんで聴ける音。音全体が波動拳でないところ、楽音の実体が拡散しないところなどがよい。デザインはプリメインらしくキュートで、音も明るく伸びやか。ポップスがポップに楽しめる。
RA1062 古今のアンプ比較すると色気とか空気感なら現代のデノンやマランツのが上だけど、元来楽音の持つソノリティや鮮度や生々しさ‥このへんは昔のアンプのが優秀な気がする。現代のオーディオでそれを出そうとしたらパワードライブして出す感じになる。だから少々うんちくくさいことになる。70年代のラックスをニアフィールドで聴いたら手放せなくなった。ローテルのアンプも同じくボディーの中身はスカスカで、これでどんな音が出せるものかと不安に思うけど、いかにノイズ対策素子とか使わずに設計されているか… 玄人の人はその努力をスカスカの中に垣間見るようである。ローテルは"人との接点は数多くありたいけど機械的な接点はなるべく少なくしたい"らしい。人間の本質も機械の本質も変わらないと思う。伝言ゲームやると必ずおかしい事態になるから。
RA980BX RA1070にモデルチェンジしたが、10年ものあいだ現行でいた。900番まではイギリス向けだった。1070に比較すると高域はややカルシウム不足に感じ、解像は甘かったりするけど、mid-fiで居心地がよくて、感性的なところがとてもいい。音の出はきつくないし軟体でもなく、渋いトーンだけど芳しい。薄い色の色ノリがよく、濃い色はくどくない。乾燥・拡散することはなく、常に生命感に満ちている。ずっと聴いていられるよい音。
RA1070 RA980BXよりデザインが高級で液晶表示とリモコンが付いた。音とともにアメリカ向けにして、経営維持のために価格をあげたようだ。ブラックゲートのコンデンサ、大型トロイダルトランスなどグレードはほぼ同一。
RB1080 RA1070より奥行きが増す。ROTELはセパレートになると解像の寂しさが消える感覚だ。ヴェールが取れてより重心が低くなる。2WAYならこれでいいみたい。
RB1090 ローテルのフラッグシップ。RB1080よりさらに重心が低く、下腹部まで落ち着いた心持。おとなしくなった。音楽の賜物はスピーカー周辺に飛ばされることなくそこに在る。ローテルトーンは芳純だがこのトーン自体には特に鼓舞されるほどの個性はない。メロディーには律動があり中身が宿ってるので、分解能とか空気感とか特に意識されない。目ざすものはバーチャルリアリティーではない。本質的な意味で虚構じゃなくなる感じ。
RC1090 プリアンプ。かなり出来がよいみたい。RC1090のあと中堅機のRC1070に切り替えると、一気にしょんぼりした音になった。CDは情報量が多いのでプリが処理に追いついていないとマトモな音は出てこないみたい。デフォルメされてハイアガリになってしまう。1070ももちろん濃厚なタッチでレンジも普遍的に伸びた実力のあるプリアンプだけど、やや見劣りしてしまった。
RA1312 70年代のローテル。今のROTELは渋いクリアな音が出るけど70年代のROTELはAccuphaseみたいな、解像をアキュレートに出す鳴り方をしてた。経路が一直線のように、スピーカーの音離れが音離れという次元を離れて前に出てくる。電子音のみならず、擦弦楽器の音もさわれそうなほど。やや元気すぎるか。におわしいあたたかさやカラーレーションがなく、節操無いほどに透明な音がする。
RHC-10 RHC-10+Accuphase P-380は会心の組み合わせだった。空気は宇宙のように透明だが弦がフェーズの迷いなく実体をもって張る。Viviっと。
SANSUI AU-α607XR 607XRは電子音はマ行的な魅力があるが、クラシックはガ行的になっていた。当時の山水プリメインはクラスによる音の差が激しかったと思う。音の通りがよければあらゆるソースでもっと色気とか感じられたはず。
AU-α607MR MRがサンスイの最高の作品だとやくざ風な信義のある店員さんが言っていた。確かに同じ607でもXRとは次元が違う。高域がよく伸びて元気で、シリーズで一番現代的に捌けている音になる。ボリュームの質感もパワーアンプダイレクトもブラッシュアップされている。707&907に比べても一般的には遜色を感じないレベルになっていると思う。
AU-α607NRA シナモンの味わい。水墨画のような神妙さ。山水はアンプはこうあるべきだという王道のアンプ作りをしているらしいけど、意外と味わい深い音が出る。そういうもんなのかな。607のみはNRAUがあるが、これは607NRAの部品の供給が途切れたため、再設計したものらしい。AU-α607NRAUでは定価1万アップして電源部が強化されている。
AU-α607MosLimited 607だけどバランス接続あり。稀少MOS-FET採用の限定モデル。同価格同サイズの国産に比較すると、それほどクリアルな解像は出せず、スケールも小さいほうだが、こじんまりとしたハイエンド音を楽しめる良品。硬調ながらモイスチャー成分あり、繊細な音を出せる。孤高な高貴さ漂わす。これが607の最後になった。アニバーサリーモデルながら同時に別れを告げるモデルのよう。
AU-α707MR α707はCPの高い607と理想を求めた907の中間に挟まれて微妙な位置なので存在感がない。確かにオーディオにお金費やさない人は607を選ぶし、707では中途半端に思う人は907を買う。でも707クラスになれば排気量に余裕があり、充足するに足りてしまう。907ほどの重量がないのも腰にやさしい。
AU-α707NRA 現行モデル。でもサンスイは店頭で見あたらなくなってきた(2002年現在)。ダイアトーン同様オークションの相場は上昇気味。だが707は相対的に安価に取引される傾向で、三つのなかで一番お得感がある。
AU-α907 温泉の湯を手ですくってみると、心持ち粘りがあったりする。それが大地の豊かさにも思えてくる。最近のオーディオはあっさりで軽い。それが世情の流れなのか、蒸留水化傾向で。この往年の名器AU-α907は太古を髣髴とさせる。海洋深層水のような音を出す。そういう味が乗っている。中身は907番の基本となっている。全段バランス伝送、各段には普通のメーカならOPアンプで済ますところを全てトランジスタで構成し、しかもどの段にもSEPPを入れ超低インピーダンスで信号を伝送するという凝ったものらしい。それとこのアンプは、バランス接続がかなりいけている。α907だけはバランス接続にしたくて仕方なかった。バランス接続でお腹が安定する。
AU-α907XR 重さ33kgという物量が投入されたハイパワーモデル。音も907になれば腰がすわっている。包容力がある。高域は厳しさを見せず、ヴォーカルはメローで低音はゆるやかに深い海に沈んでいく。SANSUI XRは特にS/N感が価格に比例していた。α907ではXRの本当のまろゃかさでもって幸せな気分に浸れる。
AU-α907NRA おそらく末永くサンスイの最高機種。もっちりした感覚がありつつも現代的にはけていて遠近が分離する。深い海のようにメロウなXRと電子音的宇宙の広がるMRの両方の良さがある。
AU-07Anniversary 20周年を迎えた07シリーズの集大成として作られた名機で時期的にはMRの1997年あたりの製品。音の色を考えたテフロンの基盤を採用するなどの徹底ぶり。サンスイはアンプとしてあるべくアンプ作りをする。各メーカーにとってお手本的な存在で「追いつけサンスイ追い越せサンスイ」だったようだ。
SONNETEER Campion ソネッティア:英国。オーディオフェスタで聴いた。各種ハイエンド機の中にあってはいまいち抑圧的な成分を感じる音ではあったけど価格を見れば納得。解像密度には乏しいが結構すてきな音。硬質な基調だけどブリティッシュの優艶が感じられる。オーラとかスペンドールのように柔らかくない方向性の高貴さが窺える。
SONY TA-FA5ES ソニーらしいナローレンジな聴きやすさ。マイルド。
TA-N330ES 名古屋市千種区の店舗で地下でこのTA-N330ESでSS-GR1を鳴らされているのを聴いてきた。その音が次の日に行ったオーディオフェスタで聴いたどの音よりも深くて良い音だったので地下室ってのは素晴らしい環境だと思われる。プリアンプはTA-E88だった。アッテネーター式ボリュームで減衰が少ないのか生き生きしているし、この4万のステレオパワーアンプであの弩級スピーカーを自然に鳴らせてるのに驚いた。相性が合ってるのかな。電源も特に使ってない、プレーヤーはDVD、それをAVアンプのDACに渡して…よくわからないけど本当にいい音でした。やはり鳴らす環境なんだろうな。
TA-DA5700ES 9.1ch再生対応のAVプリメインアンプ。ESシリーズ。(←まだ存続してたんだ!)。ショールームでSS-NA2ESとSS-NA5ESをそれぞれステレオ再生で鳴らしていただいた。空気感がすごかった。そのSSGP受賞の名スピーカーの出来映えをよく引き出してる。AVアンプとして何にも対応できるリニアな音なので、サックスなどがつんざく感じはあったものの、現代的な音でナチュラルで気持ちよかった。
TA-DR1 デジタルアンプ一号機。デジタルアンプらしく精確だけど不思議と曖昧な甘さがある。弦楽器の肌触りがシルキー。純白のシルク。打楽器はしっとりとしている。神器の白さで出る。白が白として濃厚な陶器を想わせる。黒モグラとは対照的。黒は完全な無色ですべての光を吸収している。白は有色の中で唯一の普遍性。デジアンだけどつまらなくなく、ちゃんとした音の感触があった。
SOUL NOTE SA1.0 コンデンサが小さい分ループが少なく音楽信号の消えるのが早く、プリアンプ用のトランジスタで小出力ながら立ち上がりの明晰さが得られるアンプ。楽音が機械的要素によって埋没しないでいる。上位モデルにma1.0があるけど、sa1.0はsa1.0なりに様式も音もシンプルに完結してる。このアンプはエーテル性の成分が一番満ちていた。ヘッドホンの音質が良い。楽音がプネウマに包まれすぎていて脳の分析が追い付かずよくわからない音になってるけど、エーテルが音の媒質としてよく働き、楽音を宇宙全体に広げているっ。エーテル性の成分にも個性があり、sa1.0の場合は共鳴粒子をうぴぴっと躍らせる。うぴぴっうぴぴっと明るい。電源が別筐体のma1.0になれば、さらに上品なタッチになるだろう。
媒質は粒子にとって気持ちのよいもの。楽音;固有の存在もまた、他からは一切解脱していつつもそれぞれの媒質に乗せられている。キリスト教的に言う「宇宙は神の愛に満たされている」も、本来はそんなニュアンス。太陽の光線も媒質によって広がるっ。「光線」とかいうと体積がなくなるけどそれは数学における仮想の話。光は媒質ある限り満遍なく広がるっ。光明遍照 十方世界 孤立系。あらゆるエーテルの無くなった世界に行って はじめて 世界の外(世界では無い領域)に至ってしまったのだろう。
SPARK MODEL 734A Stirlingが鳴らされていた。プレーヤーはCDでAudioAnarogueのパガニーニNV。フルオケを再生したけど分離感良く低音楽器までよく出てる。目に見える音が厚くクリアで現代的。トーンは温柔な傾向。暑苦しくなく自然で、無駄な余韻がなく無の深奥をのぞかせるTANNOYのプレステージがそう沈黙している。これが管球のすごいところかな。スルーレイトが高い。沢山の管がついているし出力が40Wもあって一体いくらするんだろう、と調べてみたら定価\158000だった。
SPEC RSA-V1 DT 真空管アンプと半導体アンプの良さを融合したPWM方式デジタルアンプ。米国の航空宇宙産業を支える部品メーカーにカスタムで製造を依頼した自然素材に近いコンデンサー、アンプの底には響きの美しいカナダ産シトカスプルースの無垢材としなやかな北海道産シナ材の合板の2種類をはめ合わせたプレートなど特徴的。RSA-V1 / RSA-M1 / RSA-F1のうち、RSA-V1は一番入門モデルなので、その板圧は一番薄い。SPEC(スペック)は日本のメーカーで、音色的にはラックスマンと似た傾向がある。ラックスマンほどは力強く分厚く推した音ではないが、デジタルアンプらしく軽快な鳴り口で、遠近感が簡単にぱっと出る。独特のパーツが音に出ている。
TEAC A-R630 結構よい。JBL 4305Hを鳴らされていたけど上下左右平面的に階調が整っていた。色彩薄くもピーク感ディップ感がない。A-1Dのごとくブラッシュでブリリアントな音はしないが落ち着いてる。
Technics SU-A700U 欧州向けの音作りらしい。耳に快く響く音色。ヨーロピアンながら純日本風の清楚感漂う。ドライブ能力がなくて実質的にSNは低いが鮮度感はある。軽いスピーカーならけっこういける。
SU-A900 黒いフェイスのころのテクニクスサウンド。マイルドでシルキーなものが乗っている。中身がシンプルだからか、ヨーロピアンにも通じる音のたたずまい。解像度は高くないけどドライブ能力はそこそこ。当時のベストバイともあり、親しみやすい何かがありました。
SU-C1000U プリアンプは中身簡素でも直接ドライブに影響しないからいい。このシンプルでピュアな音色を活かせればいいと思う。テクニクスの馨しい音色にけっこう病み付きになれる。比較すると初代SU-C1000のほうが濃厚だったが、UではSN感が良くなり、より魅力的なトーンになっている。心軽いのが持ち味。
Tri VP-mini 300II 300B採用管球プリメイン。色ノリの少なさは半導体アンプの比にはならない。シンプル&ピュアで且つ透明感も抜群。杉ちゃんによると電子の移動スピードが真空管の方が、石のそれより100倍くらい早い[過渡応答特性が優れている]ということだけど、だからでしょうか、このフランクさを通り超えた音は・・・ スカーンとくるのに不思議とずっと聴いてても疲れないのです。[孔雀石]
TRV-A88 出力・純A級12W+12W、最大周波数・15Hz-40kHz、SN比・88dB、重量・約10KG。温度感高く、A300よりも太めの竹内まりあのヴォーカルだった。ビブラートは遠近で浮き沈みする。またたいてしまう。ジャズもクリアながら太い。[黒檀]
TRV-A300 出力A級8W+8W、最大周波数・10Hz-50kHz、SN比85dB以上、重量11.5KG。音楽的に面白いと有名な300Bを使用した管球プリメイン。人肌を感じられる音になる。管弦楽はいかにもアナログチックな音で五感に馴染みやすい。ヴァイオリン奏者の息づかいに人間的温度がありそこにいて、クライスラーはまだ生きているかのよう。ダイナミックレンジの臨界点すら一種のサワリとして感じられる。ピアノのフォルテも崩れるがA88よりもスムーズな崩れ方。管球アンプは低域まで一定した描写力がある。[翡翠]
TRV-88ST 出力・50W+50W(ビーム管接続)/25W+25W(3極管接続)、SN比・88dB、重量約20KG。KT88のプッシュプル出力。KT88は低音〜中音のなんとも言えん良い感じがするらしい。ジャズ向けだというのはすごくわかる。リッチな音で、濃厚な温かさがある。音の水準は下の300STと変わらず。[菩提樹]
TRV-300ST 出力・18W+18W(純A級)、SN比・88dB、重量約20KG。幅22cmのTRV-A300はストレートにHi-Fiという感じに過渡してくるけど、プッシュプル出力のTRV-300STは厚みがあって温かいトーン。自然界の素粒子成分までよく引き出せるのが管球なので、解像度に乗じて古刹のように気が充満してくる。とても雰囲気がある。[白檀]
Ruby オーディオ製品のデモで、また「今鳴らしてるアンプはどれでしょう」というお決まりのトリックに嵌った。TRX-M845の上に[演奏中]の札が乗せたままだったのでTRX-M845だと思ってた。Rubyは出力・3W+3W、幅188mm、重さ4.7kgのかわいいアンプだけどSPのドライブ力には関係なく、竹内まりやがあっけらかんと歌っていた。よく聴けば埋没した要素はあるけど真空管の持ち味がよく出た鳴りっぷりで、SpendorのSP-100R2もよく鳴る。全体的にはシルクタッチでたおやかな音色。こういう音なので「女性限定」モデルにしたのか「女性限定」という企画だからこういう音にしたのか。素子が小さい分TRX-M845よりも勝っている部分がある。spendorに悩んだらとりあえず使ってみると吉。
TRX-M300 最近のトライオードの真空管アンプはノスタルジックな音ではなく、シルクタッチで優しい今風の感触になる。特に真空管の内部周囲に放出電子を吸収するチタン色の膜を塗ってあるものに差し替えると、その淡いシルクタッチが濃厚になった。Spendorに聞き惚れる。雑味がない。
TRX-M845 純Aクラス50W、幅580mm、重量55kg。SSGP受賞機。充実したドライブ能力で低音がズビンズビンに鳴る。spendorのSP100Rから風圧を感じる。しっとりした感触は残しつつ前へ前へごり押しする力感が増している。社長は「鳴らせないスピーカーが存在しないよう」にと想ってこれを設計したようだ。絶滅危惧種のマルチにも応用できたらと思う。
Westriver WRP-α1MKU ウエストリバーはクラフトな音。S/Nは高くはなかったけどデジタルアンプにはないクラフトメードな静けさがある。音楽の熱の通った淡色に、わびさびが感じられる。パーツがいいからかな。地味でこれといった魅力はないけどまったく疲れない素性のよさ。DIATONEのアンプとかmarantzのPM-95などと傾向が似てる。
YAMAHA DSP-AX3200 AVはここまで発展したというサウンド。2ch再生時には果実がないけど、ホロニクス的原理で広がる3次元のエコーロケーション、擬似宗教的なハース効果、われわれは生物ソナーを狂わされたコウモリとなって音の神秘に満ちる。
YBA PASSION △ Integre LDT どうもこれは宇宙としての音でオーディオではないようだ。定価120万、鳴らされてるスピーカーの5倍、明瞭感はベクトル進行中にとろけ、リキッドな生命感をもってSilver Studio6が無重力に浮いていた。ここはプラネタリウムか、比較評価・オーディオ表現では言い表すことのできないある種のユーフォニー…が、飛んでる。神話のミュトスは人間と自然界の裸の投影、エッセンスがそのままアニミズムとして空間に謳っていて?今の人をわからなくさせる、、これはオーディオをわからなくさせるアンプだ。
Victor AX-V1 SX-V1にベストマッチ。全体域にわたって静物的にパワードライブするアンプではSX-V1の低域がボンボンと目立つ風にもなるけど、このマイルド調のアンプなら音バランス的に解決される。デザインも合っている。オーディオがオーディオオーディオしておらず、シックな存在感。
AX-S9 それぞれのメーカーに固有のトーンがある。特にAX-S9ははこれぞVictorトーンという音色濃厚。パラレルプッシュプルのADVANCED SUPER-A搭載で音楽ソースのみを出力。軟質なフォニームが物理を潤す、液体的サウンド。色彩はあたたか。短所は、なんとなく出てくる音には好みがあるようで、音像は均質ではないところ。このアンプは特にポップスとJAZZが甘く心地よいのだけど、ホールの繊細な空気感はやや埋没気味かな。








       Tweet