アクロリンク 6N-A2050IIII 



ACROLINK 6N-A2050U ・ +. 温かみのある透明感。




Acrolink 6N-A2050II 定価 8500円(0.6m)
参考:Acrotec 6N-A2050・・・こちらはあっさりとしたビニール音




アクロテックがアクロリンクになり発売された6N-A2050II。ストレスがなくて純粋なのかエーテル性の成分に満ちていていい湯加減な音。それでいて雑味や贅肉がなく、定在波が無くなるような気すらする。この温かみのある透明感はニアフィールドで使うと心地よかった。この心地よさはモガミやベルデンにはない。高価なアクロリンク製品の中にあっては見劣りするぐらいの価格設定だけど、比類のないいい音。この価格帯の既製品の中で6N-S2050IIぐらいに実力のあるRCAケーブルがほとんど見当たらない。
比較するとFurukawa電工のμ導体のRCAケーブルはヒューミッドで生き生きしていてニュートラルに感じる。アクロリンクの音色は色で例えると透明な橙色でmarantzよりはDENONのようなメラメ〜ラに満ちていてたまにくどいが心満たされる。音のふとやかさでは一番。SPACE&TIMEのPrism8の音にはポエジーが感じられるが、若干こもっている。6N-A2050IIはポエジーを醸す事はないが純粋に通過してきた音楽性があり、さらさらと滑る感じもある。さすが見えない感じ取れない微粒子に音の界面が満ちているのだと思う。導体は三菱電線工業株式会社製。SPACE&TIMEのオーディオケーブルはCDP→AMP間の大きい信号のやりとりには使える。ACROLINKのオーディオケーブルはプリアンプ→パワーアンプ間の極小さな信号のやりとりに使える。自分が所有する10種類以上のRCAケーブルの中で、アクロリンクを使った時が最もエーテルに満ちた。2012年にモデルチェンジした。需要と供給のバランスから7N-A2050の価格は倍ぐらいに跳ね上がっているので尚更コストパフォーマンスの良さを感じる。

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つきピエのオーディオ紀