BELDEN 88760






このケーブルは8412の新型になるらしいものだがこのレッドは血のように鮮やかで冴えており8412のケーブルで使われていたピンク色のように恥ずかしくないので良かった。自分はAKG K-702をポータブルで使うために短いケーブルが欲しかっただけなんだけどさすがにピンク色では人目の付くところ歩けなかったから改善されたのだろう。(血の色なので通報される恐れはあるが)

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ピンク色のケーブルは他にHITACHIのMelltone〔6NAX-210,211M等〕があるけどあからさまである。Melltone(メルトーン)。この商標はメロウトーンの崩し字である。HITACHIには結構そういうところ…があって、傘下であるmaxellのカナル型イヤホン〈HP-CN22〉にも「メロウピンク」…(〃゚д゚〃)なんて名前のカラーが用意されてる。「ローズピンク」じゃない。 もう開き直ってる。
 
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ヘッドフォン用に使われるのは88761という型番で、オーディオ用の88760より一回り細いケーブルになる。どうでもいいけどこのケーブルにして、はけた音になった。ヘッドホン用のケーブルは極細で抵抗値が高い(導体断面積は小さいほど抵抗値が高く、静電容量は少ない)。ヘッドホンのアンプは据え置きDDプレーヤーのアナログ出力より小さな電流で音を伝えるため(一般的な音圧のヘッドホンの場合)、付属のケーブル3mからケーブル長が短くなった事がこの変化を生んだのだろう。AKGのK-702でウォークマンのドライブ能力不足を感じさせなくなった。ケーブルが足を引っ張っていたのかもしれない。
BELDEN 88761の音質は、比較すると47研究所の4708よりしっとりとしている。4708の方が解放感がある。88761は若干元気のないモニター基調だがストレートに立ち上がる間隙にアヒルの声のような瑞々しさがある。AKG K702に付属していた3mのケーブルは悪くないがストレートには立ち上がらない。トランジェント特性が落ちてマイルドになる。
88761のシースはかなり硬い。爪で叩くとカチカチいう。ケーブル径をノギスで測るとΦ3mmという細さなのに、折り曲がらないのだ(…本気で試合を挑めば折れてくれるだろうが)。そんな硬さだからポータブルには向かない。(せっかくポータブル用に買ったのに。長さ1mの場合、ウォークマン本体をポケットに入れると、ぐねり、と歪む。ネックストラップの位置では円を描けば使えるけど歩くたびにボヨヨンボヨヨン跳ねるし。満員電車での迷惑度は多少程度だが、見ている人が恥ずかしい。なにやら妙な硬さが… あ(**)、もしやこれは…生物が勃●している時の姿・弾力を婉曲的に…! またしても!ベルデンめ!!)