
| CDM1NTに比べるとサイズが一回り大きい。NT系は前へ攻めてくるが700シリーズはそこで謳歌している。CDM1NTのほうが基音がはっきりと訴えてくるが705のほうには全体感がある。まとまりがよくなった。倍音も自然に伸びていて高域がスカキンに感じにくい。普遍的再現力に磨きがかかっている。特に、輪郭が自然でスピーカーを横から見た場合の奥に向かうラインの形状が滑らかではっきりとしているところがモニタとして秀でている。 シグネチャー805と比較すると、2Lで現像したデジカメの写真で例えると、シグネチャーは2800万画素ぐらいの緻密さがあり、滑らかでノイズなど微塵にも感じられない。水のような感触すらある。705は500万画素ほどで相対的に空気などが大粒になるが、実使用ではもう充分ですという解像度。温雅なシグネチャーよりもややフレッシュなサウンド。感触としては氷のよう。バランスのよい構築感やスムーズな階調は継承しており油絵のようにならない淡色的な表現もとても爽やか。 |

| B&Wは 【 楽器---------○-業務用機械 】 らしい。 女性ヴォーカルに色気が欲しくなる、淡々としている、管弦楽は硬質でスカキンになる、アコースティックギターは木製というより鉄でできている、などはあるがその反面解像度や分解能は優秀でオーディオ的快楽がある。ニュートラルな色彩で飽きがこない。中高音のザクザクしたリフとブラストビートのバシバシしたスネアの連続音はELACに匹敵するほど生々しい。しかし超高音速なメタル素材と違ってつややかではないが、俊敏な反応の中にB&Wのケブラーコーンには含みがある。そこにブリティッシュの伝統から乖離しないような塩梅が感じられる。何からなにまで計算づくめなので、何が本来正しいのか知りたくなったらB&Wに盲従していればいいとすら思える。 |

