B&W Nautilus804
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N-804 全体像


空間的な広がりの緻密な2Wayのノーチラス805に隠れて目立たないけど
804の具体的な音像にはトールボーイのアイデンティティーが感じられる。
803のがふわっとする。804はわかりやすい音。




N-804 ユニット配置図


再現力はユニット数で決まるといってもいい。
どんな優れた2ウェイでもフィデリティーにおいては限界を感じる。
フィデリティーはクロスオーバーによるところが大きい。
ユニットに振られる帯域が狭いほうが分解力があるかな。







audio expo にて (左下からCDMCNT、CDM1NT、CDM7NT、CDM9NT)

B&Wの他のモデルとの比較
プアマンズノーチラス804である CDM9NTとの違いは音の気稟で
ノーチラスのほうがふんわりとした浮遊感があり多少響きが色濃い。
基本的なトーンは共通で解像度においてはほぼ同格である。
CDM9NTのがやや鮮度感は落ちるか。
外装の色合いはぜんぜん違う。
同じレッドチェリーでもノーチラスの場合はデジカメでは色が乗らないほど深い。
直射日光に当たればレッドになるけど接近してフラッシュを焚いてもはっきりとした色は出ない。
CDMシリーズはフラッシュを焚かなくても色が乗る。
N805とN803はクラシックでN804とN802はポップに合わせて音決めされたらしい。
N804は多少もっちりしていて明るめのトーンである。
でもノーチラスはどれもノーチラスの音だ。






Nautilus804

N804を他のブランドとの比較。
ジャズはJBLのような濃厚さはないし室内楽はソナスファベールのような清澄感はないが
ノーチラスはどんな音楽でもオールマイティーにいける。
一番再現の難解なフルオケでも窮屈さを感じさせない。
なんかセッティング極めるとか、しなくなる。
音量をあげても品位の高さが保たれていて爆音が下品に思えない透明感がある。
小音量時でも、ビクターの再現力に引けをとらない。
タンノイのように厳格なトーンでもウィーンアコースティックスのようにグラマラスでもないが
不自然な混濁感など弊害を伴わない程度の淑やかな気稟が音量を下げても保たれる。
性質的にもウエストレークなどのアメリカンサウンドや
スペンドールなどのブリティッシュサウンドのような血の色の濃さはないけれど、
曖昧さとは決別した先進性によって、ソースに忠実な音を出す。
フィデリティーが高く直截的なので音楽性の高いアンプと組み合わせるといい塩梅。
特にAuraのプリメインはよかった。







Nautilus804 ツイーター

戦艦の砲撃砲のように高域はここから放射される。
存在感を感じさせない高域。
至近距離で聴くと前使ってたCDM1と同じくサーサーいってる。
感度が高いのかな、ダイレクトに来ている感じだ。






Nautilus804 ミッドレンジ
中域はアイデンティティーでもある黄色のケブラー。
CDM1SEのケブラーに比べてなにか材質的に違うかなぁと思ってミクロに覗いてみたり触ったりしてみた。材質は同じだった。枠にスポンジがあったり細部に違いはある。音色を作るのはユニットの材質が一番大きいのかな、ケブラーはケブラーのトーンだ。粒立ちはいいけど端麗で、基調は乾いている。B&Wはふんわりとしているのに角が立つとよく言われる。 濃厚でトローリとした感触に近づけたかったらAuraやMcIntoshなど使えばいいかもしれない。B&Wは鳴らしやすいしフレキシブルで使い勝手がよいので好みの度合いにできる。






Nautilus804 ウーファーとバスレフポート
低域は横の幅がないトールボーイらしい音。ボンつきはあまり感じない。
ペーパーとケブラーの混紡で、中域と音色的なつながりを持たせようとしている。威厳はないけど雰囲気が軽い。
耳をあてると綺麗に響いているなぁという感じがする。ダブルウーファーだが重厚さより軽快なノリを選んだようなユーザーフレンドリーなまとまり。ドルチェでムーディーな居心地よさを損なわせない節度も感じられる。






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