センター部が純銅製RCA端子&SP端子のメリットとデメリット
メリット:真鍮製より電気抵抗率が低く、その分電位差が生じない事。真鍮に比べると張り合いのない音だと感じるけど、よく比較すると空気感が増している。強調感が減っている。たとえるならバナナプラグを一個減らしたような効果。「ヴィンテージのはんだ」が耳に快く心に浸透するように、音の良し悪しは電導率のみで決まるものではないけれど、真鍮の鳴きからは解放され、重心が降りて落ち着いた音になるメリットは大きい。
RCA端子の場合、CD/SACDプレーヤー入出力の端子ではわかりにくいが、プリアウトとパワー入力の端子では自分のような駄耳でも変化が堪能できる(電流電圧が小さいから)。特にパッシブアッテネーター(cf.
ATT60)は純銅製RCA端子に変更したら落ち着いた音調になったし多少の音楽性も出てきた。強調感のないそのまんまの音が出てくる(バッファアンプを介在した後だと違いは出にくい模様)。
デメリット:銅のような純金属は弾性率が小さいゆゑなのか嵌め合いの精度がシビアな事。RCA端子の銅同士でオスとメスとの相性問題が出やすかった。センター部だけ銅製ならまだ大丈夫。重症だとたとえばPCOCCを加工して製造されたaudio-technica
ATV-178Pなどのプラグが入らない。軽症でも
バナナプラグやRCAプラグをジャックに差し込んだ時に硬かったり緩かったり。音質には影響ないけど、この…この入りきらない感覚が…(゚Φ゚)グギギギギ…。