Furutech ADL H118 その音質…
フルテックの技術を結集…第一号機
それはヒューマンでヒューミッドな音…
空気感も楽音も十代の手のように湿度感がある
ケーブルで音が変わる




Furutech ADL H118
定価:¥22,000、ドライバー:口径40mm 特殊高性能マグネット、周波数帯域:20Hz〜20kHz、出力音圧レベル:98dB、インピーダンス:68Ω、イヤーパッド素材:ソフトレザー、コネクター:非磁性ロジウムメッキ仕様のα (Alpha) mini-XLR(ケーブル着脱式)、重量:約245g
オーディオフェスタに行って、このモデルを聴いた。その時は城下工業のHP100と同じ傾向の音質に思えたけど、フルテックADL-H118は城下工業より温かい音色で低音が良く出ている。音色も良く、聴けば聴くほど良い感じになってくる。セリフは城下工業の方が明瞭。フルテックはさらさらかつ軟質で十代の手のようなしっとり感が基調。低音はbeyeredynamicsのDT990PROよりも音階が明確で、馨しさはないがビンビンしている。最低域はADL-H118が手持ちのヘッドホンの中で最もリニアに沈む。全域にわたっての音像は国産メーカーらしく、城下工業やSONY MDR-SA3000と同様に引き締まっていて、ばらけてない。AKG Q701とは対極的である。あらゆる観点においてニュートラル。フラットにfレンジは伸びているけど、ハイレゾ対応ではないため、可聴帯域内が濃厚。空気感は湿度を伴い楽音のニュアンスは豊か。もう2ヶ月も使ってるけど飽きてない。(後記:4ヶ月で飽きました。上位モデルのADL H128が発売しました。)






フルテックのブースで説明している連中によるとこのヘッドホンはかなり推敲に推敲を重ねられているとのこと。音を聴いてさすがは良質なケーブルを作るオーディオメーカーの連中が為せる業だと思った。コイルと内部配線はアルミ合金に銅をメッキした?聞いた事ないもの。不思議なことをしている。さすがに推敲されているだけあり各音像の分離感ほどよい。インティメート感がある。真面目で万能型の音質で、パチものと違ってそこに嘘偽りがない。本質的に優れている。連中の意気の高さを感じる。フルテックADLはヘッドホンはこれが初号機なのに完成度が高い。筐体はプラスチック製でブラック一色で地味だが頑丈そう。エルゴノミックな装着感。触感にもこだわってるようだ。
Furutech ADL エルゴノミックなヘッドホン HP188
こんな風にもできる。犬や猫に。







専用のケースが付属している。これはもう旅行とか出張に持ち運ぶしかないだろう。音圧レベルは高くてポータブルでも問題なく鳴る。このクラスのヘッドホンになるとイヤホンでは出せない音になる。もう戻れない。音質以前に、ケーブルが絡まないのも大きい。イヤホンは使うたびにケーブルに絡まれる(ヤンキー)

ポータブル型という事もあり、ヘッドホンの割に「出力音圧レベル」が高く、それによりケーブルの音質の違いが出やすくなる(音圧レベルが高い=アンプ側のボリュームが小さくて大きい音が出る=導体を流れる電流電圧が小さいので相対的にケーブルの音質の違いが出やすい。逆に据え置きのデジタルプレーヤーのOUTPUTはかなり大きな電流が流れているので相対的にケーブルの音への影響は小さくなる。音圧レベルのほかには音質的な良さと様々な要素が満遍なく出てくるタイプのヘッドホンだからというのもある。このヘッドホンの内部はアルミに銅メッキした導体という凝った線材を使っているのもあり、すっきり突き抜けた音のハーモニーがある。高音質なケーブルを使うとうっとりする。最もうっとりするのはサウンドギークのSG-2だった。自作しなくてはならないがぜひお勧め。自作のケーブルは作ってみるまでわからないが、Western Electionの後期の24AWG単線ケーブルはぜんぜん突き抜けてこず、メリットがなかった。単線だとすぐに断線するし。付属のケーブルは普遍的な塩梅の音。うっとり度数も平均的。悪くなかった。

「電車通勤に」という感覚のデザイン。地味だが貧乏くさくはないし、密着性が高く音漏れも微小。




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