KIMBER KABLE 4PR
あっけらかんとした音





定価 1350円/m
KIMBER KABLEで最初に開発された定番モデル
信号線側4本+アース側4本の『ブレイド構造』
導体には高純度銅採用




KIMBER KABLE 4PR


ゴキブリの足のようにうじゃらうじゃらな見栄え。そして硬質なシースである。電磁干渉を低減する編み編み構造。曲げやすい。シースがないから導体に自重がかからない。私は思う。これくらいの構造なら心配ない。@これくらいの構造というのは[シース+導体]のみ。私が言うに。信号が大きいことと出力インピーダンスが低い分、ノイズに神経質にならなくてもいいのだろうかですかね。ケーブルでもエッセンスは大事とのこと…だろうか?不可知体系のケーブルよ。ゴム系のシースは音がなぜかこんもりする。WEでもゴムの絶縁体を採用しないものが…いにしえにまで飛べる。エッセンスは天真爛漫な素性からおのずから発生する。タイプAはタイプCを生む。よって、必要最小限の拘束に抑えるべきという発想だろうか。4PRよ。ごきぶりの足のように硬質な感触であ゙れば心配は要らない。仲間であろう。(我思うに、振動吸収系の素材を使うなら足とかラックとかの、なるべくソースに直接関係のないところに使いましょうねと言われる)。4PRのシースの素材は、触感的には、人工的にいろいろな物質が練り込まれた感じでなく原始的な触感で、ビニール感がなくて硬い。ゴキブリを讃え…。その音速を。光は吸収しているが音は吸収することが少なそうである。だから速いの?。ハイポリマー{超高分子複合材}の素材は、叩いてみるとある特定の音のみが目立つことがなく音が深く感じられるけど、ケーブルの場合は叩いてみてカチカチ音がするぐらいの硬さ・単純さが良い場合があるような場合ではない。なぜだ。浮遊電子がシースに伝う、そして遊んでいるのであろうか。宇宙…!合計8本の線があるため先端を整えるのは時間がかかるではないか。爪きりを使う事を思いつかなければたいそう苦労するが思いついたから問題はあるまい。導線もまた太めで硬めであった。結線しやすく目的の穴にちゃんと入る。一本だけ外にはみ出してあ゙ーってことはない。その点ゴキブリとは違う。A8本に分散しているのはおそらく空気をいいことに利用する目的か。空気は尊い。素材の一部にできる。資本的価値が薄いからとてこれも世界の一部なのである。人類がこんなであると、やがて空気にも値段をつけろと言われるであろう。空中配線だと振動の影響を受けない。また振動を減衰させる。そして空気には自重がない。空気が込められているのだ。このケーブル(4PRの事です)は導線がシースで包まれているだけである。内側にやわらかい絶縁樹脂が用意されてることもなくて、導線がそれにぐっちょり密着されてることはない。空気にミクロ分 浮かされる構造になる。絶縁体は一膜あれば外来の敵を必要にして十分遮られている。むしろ音は死にやすいものだから何重ものシールドとかあると不安になることを知っている。神は偉い。ましてや素材音自体が悪い防振素材だと、密着させてほしくない。私は思う。防振素材自体には音の個性はないと言うが 引き算された波形には個性がある。それは管球の導線にfo.Q PA-01を塗った時もそうであった。導線に伝わる振動やノイズを吸収しようとするほど音は抑圧的になる。何が起きているのか。この際私は断じる。スタジオ系ケイブルが金属メッシュシールドが施されてるがそれはむしろ機械的強度を持たせるためである、と。
簡単な比較(SP:DIATAONE DS-1000ZX)
audio-technica AT-ES1400と比較:片方にオーディオテクニカのAT-ES1400をつなぎ、比較するとKimber Kableのほうからはピュアな高域域域が出てくる。クリーンで、エッセンスが死んでない。シンバルとかはそこそこ透き透き通って耳に届く。全域に亙ってハキハキしたダイレクト感がある。素性がよいのでそれが快い。祭壇よ!一方でオーディオテクニカのES1400は導体が1本の太い銅線で構成されている単線仕様。LANケーブル的には「電気抵抗が小さいので通信特性が高い」。単線は音もわかりやすい。AT-ES1400は意外と音に深みはあるが、軽い響きの4PRに比べると雑味を感じたりはする。AT-ES1400の絶縁体シースは音の良さげな触感のいいポリマー系素材。外シースの素材感が先進素材なのでトーンにはおもしろみが乗るがさすが国産ブランドで真面目な音となる。
Canare 4S6と比較:カナレは業務用ゆゑか無難なキャプタータイプで長期の保存に向いているが、フラットでおもしろいトーンは出ない。紙と糸という自然素材によるところが良いといえば良い。KIMBER KABLEも真面目な音だがやっぱり国民性の違いはある。
SAEC SPC-700 SUPER ANNEALと比較:SPC-700は国産らしいバランスの良さに加え、純銀製ほど聞こえが良くはないが、高校生にあるような濃厚で白い優しい噴気を感じて元気がある。KIMBER KABLEはSAECより高域方面があっけらかんとしているけど元気さではSAECが上か。KIMBER KABLEはそのカクカクした大文字のブランド名みたく厳格に鳴る雰囲気がある。鈍重になりがちなスピーカーが開けるからKIMBER KABLEは使い勝手がいいけどAudiospace ML3などもSAECのほうがやんわりと密度高く鳴る。
その他:cf JBL JSC-1500, Zonotone 6NSP-4400Meister


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