LUXMAN WL515


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 LUXMAN WL515
ルックマンのチウナー WL515 (1968年発売)
年代のわりに現代的な外装に思えた。
LUXMAN WL515 1968年発売 44000円
ルックマンの年代もののチウナーです。なんと、僕よりも古い生き物のようです。
DENONのTU-1500AEを持っているけど純アナログ回路だとどんな音がするのだろうと思って探し当てたもの。
音質はかなりかび臭い代物でした。レバーを動かせばバリバリいうし、これはリストアしないと使えません。
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それから5年が経過した。音出し確認すると、Rチャンネルからは音が出なかった。電源投入時には1秒出るけど、すぐ消える。Lチャンネルからは音が出る。
2系統の出力があるので(名称が違うだけで同じ出力)、L側のRCA出力2系統をプリアンプのLとRに繋いで2台のスピーカーで聴くことは可能。
WL515 RCA端子を取り替えた(左上)
内部:上から下から
音質はやはり「かび臭かった」ので、RCA端子だけ変更。そのRCA端子は銅製のもの[URL]。かなり音質がよくなりますた。RCA端子はかなり酸化してて、デッキ内のOUTPUT側の導線は剥き出しで酸化どころではありませんでした。そのせいかもしれません。かび臭さ(メンテをされていないビンテージオーディオによく感じる音)が減り、滑らかさがかなり出ました。解像度は低いが懐の深い落ち着いた音で、DENON TU-1500AE等に感じられる高スルーレイトからくる副作用のようなハーシュさは皆無。カスコード増幅回路とか高速フーリエ変換などというノスタルジックな名称の方法を使う昔の製品の良さを堪能できますた。そういえばレバーを動かせばバリバリ言ったはずのものは5年経過してなくなっていたが、何故かわからない。MONITOR側の配線にはWestern Electricの16AWG単芯ケーブルを使用。電流電圧の大きい部分なので音質的には変化はありませんでしたが、気分的には乙と思います。
出力2系統で、ホットの導線は端子の裏側で相互に繋がれてた。それが剥き出しだからOUTPUT側の導体が酸化してた。
BRIGHTのレバーでランプの明るさを調整できる。ランプは未だに明るく点灯する。フロントパネルは仕上げが美しく傷がほとんどなく、ウッドケースも上下左右きれいで小傷しかなく、外観的にはこれ以上は求められないレベル。ほとんど使われていないのではないかと思った。フロントパネルは植物性無水エタノールで拭いて、フロントパネルを外してガラス窓を内側から植物性無水エタノールとセーム革できれいにしました。ガラス窓(アクリル製?)には曇りが残っています。これ以上の美しさを求める事も可能。同じ板厚のアクリル板を買ってきて同じサイズに切れば単純にはめ込むことができます。
LUXMAN WL515 裏面
裏面はRCA端子だけがぴかぴかに輝いてる