

ふくよかな水

MUSIC STRADA G.S. #201 nano3 : High Grade Dual Core Shield Cable Recommendable for
High End Audio Produced by Nanotec-Systems Made in Japan ● Nano Sized Pure
Gold & Silver Particle Coated on the High Grade Oxygen Free Copper,
First in the World |
MUSIC STRADA #207 切り売り \1500/m (税別)
GOLDEN STRADA #201 nano3 切り売り \5700/m (税別)
MUSIC STRADA #207(M.S.#207)を聴くと若い音がする。GOLDEN STRADA #201 nano3(G.S.#201)は円熟したふっくらとした音。M.S.#207と比べて大きな差はないが、M.S.#207の音では多少平凡に思えている場合、G.S.#201を使うとナノテックの個性のまま高級な気持ちの良い音になる。ふくよかな音。雲の中。まだ地球の高度内で空気が厚い。M.S.#207が新緑の若々しさとするとG.S.#201は少し霞んだ森の酸素の様な「ふくよかな水」。M.S.#207はコスパが良いので雑誌などで取り沙汰されるけど、G.S.#201は(この価格帯なら面白いものがたくさん出てくるけど) やはり上位モデルの音になる。解像度やバランス感覚の良さではなく音色のよさが味わえる。強調感がなく、G.S.#201は高級品の器がある。(-_-)とても落ち着く。 |

GOLDEN STRADA #201 nano3のクラシックを聴いた時はシフォンケーキの生クリームのような音触がする。トーンはイヤホンでいうとSONYのMDR-EX500SL。M.S.#207のクラシックもその点似てるが、M.S.#207はもう少し溌剌としたところがあり宝石がカラット冴える。
シースの色は音に合わせられている。人間の聴覚にはモーダル間現象というものがある。シースの触った感じにもその音差を表されている。M.S.#207は耐熱素材だというのもあるが素っ気ない触感。G.S.#201はもこもこサラサラした触感。店頭のナノテックシステムズのサンプルボードで「さわさわ」してみるとよい。この触感を味あわせたい (オーディオ店によく置いてある:2014年現在)。G.S.#201のシースと絶縁体は耐熱性がない素材なので3.5mmのステレオミニは造るのが大変だった。絶縁体が熔けてLとRが接触すると音が相殺される。 |
GOLDEN STRADA #201 nano3のRCAケーブルがCECのCDトランスポート(TLO)に付属しているようだ。それはプラグにWBT-0144を使ったカスタム品(社内に自作ケーブルのマニアがいるのかな)。なんとうれしい付属品。たしかにナノテックシステムズは万民受けの音。空気感がありどんな音も平均的に出てくる。とんこつラーメンの世界にも、店の周りに豚の臭いが漂ってるようなマニアックなとんこつラーメン(くちびるがひっつく→ヤバい)と、女性にも食べられるとんこつラーメンがあるけど、両方それぞれの美味しさをほどよく兼ね備えてる。あと、とにかく自己主張とか強調感がない(消される)事がデジタル機器に向いてるのかな。潤いのないデジタルの音が、生クリームでしっとり包まれる。
フランス民謡『美しい五月.wav』はナノテックシステムズが一番よい。世界に溶け合う。さとうれいしうの歌声が独り歩きしていない。 |


CABLEの比較一覧...

3.5mmの場合 |
47研 4708 |
Mogami2534 |
Kozy MC-S2 |
G.S.#201 |
M.S.#207 |
分解能 |
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解像度 |
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空気感 |
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開放感 |
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定位感 |
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濃厚さ |
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撥弦楽器 |
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膜鳴楽器 |
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高域の伸び |
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中域の艶やかさ |
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低域の豊かさ |
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GS#201は47研究所の4708を聴いたあとだと音圧が下がったような印象を受けるけどバランスと傾向の問題。GS#201は謙虚な音。空気感が濃密。プロコフィエフのピアノ協奏曲の冒頭の部分[wav]のコントラバスかバスドラムのぶわっという音が、より大きく深みのある音で聴こえる。 |

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