ONKYO D-77FXU


1991年ベストバイ。
1995年春から2000年秋まで使っていた。



D-77FXII …特にヴォーカルはシリーズでも一番いいと思います


SHホーン型ツイーターとバイオセルロース製ウーファーに
ミッドレンジがVerticalに作動する(2WAY+ミッドレンジ)。
これだけのサイズになると窮屈感がなくゆったりとしている。
93dBWという音圧レベルを感じさせる。
やはり中域が濃密で、ヴォーカルは特に色気があり、
鼻づまりするほどとろけている(というと汚いが)。
ポップスはハリがなく管弦楽はひきこもり、
どんなジャンルも分解能が低いが耳あたりだけはよい。
この柔らかさに包まれて低反発枕で眠りたい。
両エンドも低反発枕に吸収されてるぐらいだけど、聴いていて疲れない。
ツイーターはホーン型なのに強い音は出さない。
ハリがなくてのっぺりとしている。
D-77FXUのこの高域は彩りって感じだった。
今思うとそれはとてもよかったことなんだけどね。
これで育っている自分はB&Wを使っているとやがてきつく思える。
スペック上25Hz-からカバーされている低音。締まりは緩いけど豊か。
全体的に、アンティークな音で捌けてないけどとても安心感があった。




D-77FRX
D-77FRX
RXから剥き出しのツイーターになった。
D-77FRXはRXのマイナーチェンジ機だが
クロスオーバーの周波数が3WAY構成になってる。
定価は13万円になり、DIATONEのDS-800ZXと同じ価格。
あの頃までのONKYOとDIATONEが懐かしい。
FRXで77系列は生産完了している。DIATONEはもうない。
どこももうこの価格で3ウェイの中大型機は作ろうとしないのかな。
音もこのサイズになると値段に関わらずかなり余裕のある再現力があるのに。
D-77FXの横幅は37cm。DIATONEは380mm×680mm
それがなんかよかった。


ONKYOの3WAYもそのうち歴史に埋もれてしまうことだろう。
僕はいつかでかいスペースを得たらそれらをかき集めたい。
1973年のピンボールという小説に、ピンボール台が棺おけのようにずらりと
保管されている倉庫のシーンがあるのだけど、そいういのやってみたい





FXU手放してから四年後、RX買った
MRXが2003年に発売しました




tukipien reminiscences 懐かしいな〜あの音。一番始めに買ったスピーカーでした。