PIONEER S-N902-LR








Pioneer S-N902-LR。2000年のスピーカー。定価60000円
ミニコンポfillのスピーカー部
後部バスレフ型、W215×H342×D307mm 8.0kg







3ウェイだから多分ネットワーク・レス・テクノロジーのスピーカーではないけど極みチューンのサイトによると、ネットワークはシンプルで、高品質なバーツを採用されているとのこと。
3WAYだけどウーファー+中高域+高域のツイーターという具合に、ヴォーカルもほとんどウーファーから聴こえてきます。

ネットワーク・レス・テクノロジーのスピーカー(S-07S-UK3)に比べるとまじめな音かもしれないけど、鮮明に各パートは分離する。
FOSTEX G100と同じで個性とか歪み感のないフラットで高解像度なサウンド。バッハなどを再生すると清澄。3Dゲームではよく周囲がわかる印象。
でも音色的には機械的。はじめ聴いたときは"ハッ"としてひらめいた感じはあったけど、すぐ飽きてしまつた。
逆にS-UK3はくすんだ音で低解像度だけど、なんか惹かれる音がする。30年前のモデルで劣化してるからノイズがあってすぐ疲れるけど。

FOSTEXのG100はあのサイズであの解像度。スペースがないならG100系がいいけどスペースがあるならS-N902はヤフオクで6000円程度。
ほとんどの出品物でソフトドームが凹んでたり画像のS-N902のように修繕されている(耳をユニットに近づけて聴いてみた結果、耳の位置を上下左右に移動させると音圧の大小が確認できた。凹んでいる部分ではコンプレッションしていて音圧が高く、凸っている部分では音圧が低い?。とはいえスイープ信号を再生して調べてみたところ、左右とも全帯域同じ音圧で出ているし、音色的にも濁っていないので、ソフトドームの凹みそれ自体で音質が悪くなっているわけではなさそう。ただソフトドームの中は破損している可能性はある)






録画ファイル







S-902LRの周波数特性
スイープ信号を再生(赤のライン)

インピーダンス:4Ω
音圧レベル:86dB
周波数帯域:35Hz〜60kHz







こちらはS-UK3のf特性

クロスオーバー周波数:5000Hz
再生周波数帯域:40~35000Hz
出力音圧レベル88db






ちなみに食堂で録音した日常的な音
ピークが赤のライン
2000Hz以上はかなり少ないんだね






これほどの名器は…