Pioneer XDP-100R ホワイト








+++Pioneer XDP-100R (W)+++
Androidスマホにヘッドホンアンプを内蔵したようなモデルで、すぐ電池なくなるけど、しっかりとした音が出る。「変換器」として優秀な音で、DAPなのに「音の種類」が多いと思う。「純度」はケンウッドの往年の名器(MGR-A7, MG-G608等)に負けるけどfiioの廉価機種(X1)とかに比べればぜんぜんピュア。








+++ 所 感 +++
往年のもちもちのパイオニアサウンドではなく今のパイオニアの音。オンキョーより重心が低い点、パイオニアらしいけど、A-717とかC-90とか、そういう音ではない。XDP-100RはパイオニアのDAP初号機。ポタアンと一体型仕様なので若干重いけど、ケンウッドのMG-G708等には解像度、デザイン、操作性、機能の点で勝っている。外装のパーツにメタル素材が多く、気合の入りようを感じる。図体の大きさ・重さは、ネックストラップにぶら下げた時に不安になるレベル。液晶の画質は悪い。Wifiでつなげばゲームはできるけど色味が抜けてる。それはそれでいい。でも写真はデジタル臭さが濃厚になる。








+++ 音 質 比 較 +++
ポータブルやヘッドホンは音の純度・生命感を求めると解像度やアンプの出力は落ちる。フラットな特性を求めると音の純度が損ねられる。ソースが運搬される距離が長く、介在する素子の数だけ音が死ぬので、生々しさ・ナイーブ感はKENWOOD MG-G608MGR-A7MGR-E8の比較にならず、やや抑圧感もある。天空まで突き抜けていない。けど上下均質に出ていてしっかりした楽音が聴ける。強力なアンプを搭載していてAKG K-702のように音圧レベルの低いヘッドホンも音量不足にならない。まともな音で鳴ったことがないSONYのMDR-SA3000が初めてしっかりと生き生きと鳴っている。想定外だった。総合的に見ると、KENWOODには負けていてFiio X1には勝っている。アンプ部はアイソレートされていて損なわれた生命は少ない。大きな液晶にAndroidとかWiFiとか、カメラはないけど外部スピーカーとか。こんなにてんこ盛りでいてこの音質なら、ぜんぜん悪くない。ホームオーディオでたとえるとACCUPHASEのプリメインアンプみたいな具合。物量と素材でものをいわせている。

LINE出力の音質はKENWOODに三歩ぐらい後退する(でもFiio X1よりも3歩ぐらい高音質)。しっかりしたヘッドホンアンプを搭載してるので、バランス型のヘッドホンアンプでも使わない限り、たいして必要とはしないと思う。バランス型を使うならONKYO DPX-1Aを初めから選択することになってる。(後記:新型のXDP-300Rはバランスアンプ搭載になった)。
ちなみに、ポタアンを使うなら、ラインアウトの端子がヘッドホン出力から独立している機種がいいと思う(MGR-A7、MGR-E8など)。ラインアウト専用設計の方が、ナイーブで高音質になる。ヘッドホンアンプを介在してなくて出力が小さい分、相対的にケーブルの音の違いは出やすくなるが。すごいナイーブ。

+++ 良いところ・悪いところ+++
悪いところ・・・電源をちゃんと切っておかないと、二日後には使えなくなってる点。