RWC RM-MIMI 誰も語ろうとしない…その音質につひて





RWCというメーカーのポータブル・ミュージック・プレーヤー。開放型イヤホン。本体にアンプ内蔵。容量4GB。
スペック詳細…JPG。パッケージはしっかりしてる。説明書もきれい。VOLUME▲が▼と逆に動作するなどの不具合あり。でも音はいい。多少の詰めの甘さなど気にしない。







今やカナル型全盛の時代だけどこれを使って思い直すところがあった(今日は雨なの…)。
ダイナミック型の普通の開放型ヤホンの素直な音の伸び具合はカナル型には出せない。
カナル型より振動板面積が広く確保できる分解像度が高いのだった。
カナル型は振動板から出された音を損失せずに運搬できる反面籠もりがち。
カナル(canal=導管=耳管)の音響効果はどちらかというとマイナスに働く。
ダイナミック型の開放型イヤホンの生々しさはカナル型には引き出せない。
でもすぐ耳から外れるし角度で音質がコロコロ変わるので人気(ひとけ)がない。
SONYのMDR-EX70を使っていた頃はその得がたい遮音性をありがたく思っていたけれど
今宵はまさに…ダイナミック開放型イヤホンの良さを再認識したのです。





音はいいけど操作性など不具合はあるけどまぁどうでもいい

RWC MIMIはソースから振動板までが最短経路。とにかく生々しさが際立つ。
プレーヤー&アンプ内蔵でその分のI・Oが省略され、しかも振動板からは鼓膜に直滑降。
生々しさに特化するためにダイナミック型イヤホンを採用したのだと思える。
停止■や早送り:を押すと、再生中の音楽はフェードアウトする。
そんなところに良いものを作ろうとした意志が表れてる。
液晶画面なし。ボタン5個のみ必要最小限の簡易操作。
ライブラリの「アルバム情報なし」の画面にテンション下がることもない。
我々はRWC MIMIを耳に嵌め養命酒を片手に、チャゲアスの歌に聴き入るのであった。