SANSUI AU-α607XR






中古で買い、6年も使った。よくそんな長いこと付き合えたなぁと感慨がある。
不満はあった。けどがんばった。
結婚してもうまくやっていけるんじゃなかろうか。
ガリはなかったが、セレクターかな、電源を入れた直後は音が中途半端にしか通じなかった。
ボリュームを上げ下げして電流を10分くらい流せば普通に音が出るようになるからそれは別にいいです。
そうやって自分自身の手で解決してこそせつない純情を乗り切れるのです。
接点が酸化してもクリーニングすればよりが戻る。
そんな自分の陰ながらの努力、それがお互いの関係を続ける秘訣。
パワーアンプダイレクトとソースダイレクトの違いはない。
本人にしかわからない違いなんだろうな。ということは口に出さない。
トーンコントロールを使うとソースダイレクトとのボリュームの開きがでて音質も劣化して使い物にならない。
でも相手の欠点を個性として認めてあげる、時にはそんな自分の成長を自画自賛する。
きつい音を出すしドンシャリな音質ではあるけれど、7年以上ものあいだ、元気に接してくれる根気があった。





スピーカースイッチ楕円形のインシュレーターインプットセレクタースピーカー端子
アンティークな味わい。隅々まで覚えてる。
あのころの出会い、あのころの会話、あのころの苛立ち、哀しみ、喜び、、、、
時間を共有し、相手に近づいてゆく自分がいた。
でももう売っぱらってから2年も経つんですね。