+◆+◆+ 音質 +◆+◆+
解像度はそこそこあるが、分解能が低い。最も大きな良い特質は「歪み感のない音」。
【バランス】
ドイツ・インフィニオン社製のMERUS MA12070 Class-D パワーアンプ採用。ドイツ的なバランスと思う。低音がかなり出ない。
【S/N比, クリアネス】
音圧の高い38cmウーファーに接続すると、無音時にブーと音が聞こえてくる。S/N比は公称値90dB。音圧の低い小型スピーカーでニアフィールドで使うのを想定されてる(でも大型ウーファーでもくどい音・きつい成分が出てこないので自分のS.M.S.L
DR-8sは結局ウーファー駆動で落ち着いてしまっている)。
【解像度】
描写力という点では最下位クラス。たとえば38cmパルプコーン・ウーファーを鳴らした場合、極端な言い方すると楽器の区別がつかない。同じドイツのThomannのパワーアンプS-75に比べるとかなりぼんやりしている。低音自体は心地よく出ている、でもいつも同じ音で鳴っている。でも嫌気が差さないのは歪みがないからかと思う。ThomannのS-75は電源がしっかりしているので音階も描写もいいけど、あのアンプは多少の嫌気は差すので一長一短。
【音色】
使った瞬間に想起される色は「白」。ふわんとしたシルクタッチ。ソニーのフルデジタルステレオアンプ TA-DR1a(受注生産品 希望小売価格 1,200,000円/税別)と同じ音色。同じ環境で同時比較しないとわからないが、DR-8sのほうが少しだけ色付けが濃ゆいかもしれない。
強い音は控えめに、弱い音(ホールトーンなど)は引き出すように補正されている?。コントラストを下げるような。耳あたりが良く優しい音をしていると思う。 |