Sharkwire Musical No.2





古河電工 μ-S1・・・Dレンジ方面に余裕がある深い音

S/A lab HH3.5・・・ハイスピード、重心低い、5芯
Sharkwire Musical No.2・・・楽しげな音だが少し濁る
Van den hul VDH-T4・・・導体からして独自の音色を備えている
Van den hul VDH-T5・・・ブリティッシュな音色だが解像度が弱点







ミュージカル No.2というモデル名のとおり音楽味はあるけど、ややスカキンな安い響きも醸してる。Dレンジ方面が弱くクセがあり、古川電工のμ-S1と比べると解像的にもS/N的にも差がある。シースを剥くと導体は若干黒ずんでる。はんだを溶かし込むと浮き出るヤニみたいな物体。どう見ても表皮効果が悪そう。絶縁体は軟質で切りやすいが真夏はねっとりする。外装のシースは剥きやすいが、高級感はない。廉価モデル。値段相応だと思う。
犬介のケーブルコラム:『ケーブルで音に違いが出るのは認めますがごく僅かの違いで、それ以上はプラセボ効果です。オーディオはオカルトの世界ですからね』
そうしたり顔で語ってる奴がいるが、音の変化はごく僅かではない。プリアンプ⇔パワーアンプ間は特に大きい。科学は正しいが、人はある原理のみを大きく見てしまう。「なぜ電子の流れが振動の影響を受けるのか」。肯定派は「固有共振音」や「誘電率」や「抵抗値」という原理を大きく見るが、経験にないと小さく見るか無に帰する。真面目にオーディオやってればそのうち「このケーブルじゃなければ駄目だ」という銘柄が出てくる。僕は、ケーブルを変えてそのままにして忘れてると「なんか音が悪くなった」と感じる。あるいは「今日はなんかすっきりしてる」「このケーブルでも問題はないんだな」とか。あとで確認して「やっぱそんな甘くはないか」と思う。人は宗教的な生き物なので宗教的な主観に基づいて負のプラシーボ or 正のプラシーボのみを見たり、プラシーボではなかったものを見ないで忘れようとしたりする。




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