TOKYO SOUND  Valve 100




PLAYER / AMP / SPEAKER / HEADPHONE / etc.



 TOKYO SOUND / Valve 100

こちらはvalve100se 定価100,000円(性別)
6L6GCシングル 定価80000円(税別)
使用されてる管は安いのに解像度は高い。DENONのPMA-2000みたいな単純なよさのある音だ。トーンはまるくおさまるところがあり、東京サウンド → 東京SOUND → TOKYO SOUND → TONKYO SOUND → ONKYO SOUND とのことで、ONKYOのようなサウンドとも言える。性的な意味で。

DIATONE DS-1000ZXを鳴らしてみると、一つの馬に牽引されて帯域に分散なくみっちりまとまっている。シングルプッシュの軽さをそなえて。M.J.Qほどジューシーで北海道な音はしないが、アーバンライフなサーカディアンリズムで凹凸なく低音まで平滑したバランスで出てくるのがよかった。M.J.Q(JJ 6V6S PP)ではDS-1000ZXの頑固なウーファーが能力を発揮されてないが、東京SOUNDではみっちりと低音が鳴らされる。クラシックは充溢していてジャズとかが元気だった。

Valve100にはあの時期の音楽性がある。氷室京介とかドリカムを思い出すような一昔前の新しいオーディオトーン。中学の時期に未来を目指していた音。ここには暖色蛍光灯の色のような音楽性があって若々しいエレクションがある。‥つとに透明白色化した現代を想う。運動会の季節は肌寒くて、すずめたちみたいに寄り添い体操服を超えてあったかかったのに。あの当時に過去を振り返ると、子供部屋のファミコンがあって、ファミコンしかなかった時代のファミコンがよかったのになぁと思ったもの。レトロだとは思ってなかった。ファミコンにしかない幻想的な宇宙があって、その中から世界を拡大しようとしていた。ゴルフっ子オープンの受付の向こうのドアをあけてそっちに行ってみたいとか。スターソルジャーも画面の外に移動したらいいとか。