Van den Hul VDT-T5
ブリティッシュな響きと形容できる節度のある瞬き。VDT-T4より薄いけど明るめの音。



Van den Hul VDT-T5
M.C. CS 122 HYBRID
(価格\2400/m程度)
Van den Hul(バンデンハル)というのは、TANNOYのPrestigeシリーズ等の内部配線材に採用されているスピーカーケーブルのメーカー(英)。
○ 構造:平行多重撚り線
○ 芯線材:SCMC-OFC+LSC
○ 芯線材使用数:147本撚り×1対
○ 外皮材:HULLIFLEX
○ 最大外径:6.0mm/16.5mm(幅)



【ケーブル日記】
画像はFurukawa μ-S1 と Van den Hul VDT-T5(右)
はさみで切ると外装の黄緑色のシースはパチッと切れる。そのシースは地面に落とすと跳ねる素材だった。
独特の音色がある。Van den Hulは初めて使ったけどこの音はVan den Hulであると悟りました。英国のかほりがする。
ONKYO D-77RXだとその恩恵を感じたけど、ストレートでワイドでダイナミックな音のパイオニアS-HE10では感じない。解像度は不足なく3WAYも上下共鳴らせているが多少ザラザラしている。
Monitor PSのCobra 2.5Sに較べてフラットで多少ワイドなレンジ感。音楽的に少し薄い印象で、音像は少し窮屈か。楽音のフォルムは薄く延びている。音色はモニターPCのシルバーシリーズの方がえぐみがなく、広く好まれるかもしれない。
Dレンジ方面にも諧調性の良さは感じられない。
個性的なスピーカーケーブルで魅力はある。臨界点は低けれど適度な弾力がある。S/A labのケーブルはストレート過ぎて扱いにくいらしいが、VDT-T5は熟酥味が感じられて楽しめるサウンド。スーパーサブに。不足無い実力を求めるなら⇒VDT-T4




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