Victor SX-V7


オーディオフェスタで、一番音がよかったスピーカー。
あの音がインパクトに残りすぎてやばかった。
SX-V1も同時に紹介されていた。出展での商品説明はこちらのほうが面白かった。
V7は穏やかな低音だと言われていたが意外に量感があった。
V1もV7と同じくらい出たがぬくもりは劣った。
特に両エンドがあの頃の耳でも心地よく感じた。
小学生でも大音量が不快に感じることはないだろう。




ビクターの出展

真ん中のトールボーイがV7でその隣がV1.
プレーヤーは新しいXL-Z999、アンプは古いAX900でドライブされてました。
SX−V1はV1A→V1Xとモデルチェンジしている。
フロントの黒いパネルは真鍮でできていて、それを持ったらすごく重かった。エンクロージャーはマホガニー製で、それはすごく軽くて、そのコントラストがおもしろかった。
振動板の響きを受けた重い真鍮がマホガニーに響きを伝えるという構造。マホガニー製のスタンドは真鍮にダイレクトにジョイントするようになっていて、触ったらV1のユニットに共鳴していた。だからこんなにやわらかい響きになるんだなぁ。磁石はアルニコで、その強い磁力が引き起こす振動がマホガニーを効率よく響かせる。構造においてはV7よりも面白い。
ビクターの出展がいちばん印象に残った。




ビクターのショー

ホールでの紹介。ホールで大音量では荒っぽくてぜんぜんだった。
振動板の響きをキャビネットに響かせるタイプで、鳴きが生じるのと音が薄っぺらになってしまうのを避け振動板をしっかり押さえつけるという元来の構造とは逆の発想で作られている。ユニットをつけるパネルを重くしアルニコの磁力で響かせていてナイーブなバランス設計をしているから大音量では崩れてしまう。




ビクターのホームページへ

オーディオは求めるラインナップのグレードが上がるほど必ずしも価格と音が釣り合うことはなくなり、理想が固まればコストパフォーマンスがどうこうという次元から遠ざかる。SX-V7はグレード的にはハイエンドというわけでもないので、まだ充分にC/P的な思考から離れられないかもしれないけど、この音はある種の理想の結晶体で、ハイエンド的な欲求に応えるものだ。もしアルニコのエネルギー感が弱って音が古びてきているように感じるのだったらわりきってOHに出してユニット交換などしてもらうのがいいと思う。その価値があるスピーカー。