Wireworld STRATUS STP5-2


A World of Difference
ケーブル御三家のワイヤーワールド



ストラタス5 ワイヤーワールドはフラット構造となった
WIREWORLDの電源ケーブル 2008年モデル
STRATUSは層雲という意味 定価:16800円(1m), 18900円(1.5m)

・ノイズを吸収し共振を減らす独特なノイズキャンセリング・フラット構造。
・ケーブルは+−で別シースの平型。ひらぺったい。(ゎ
 従来の左右完全対称同軸構造(シンメトリカルコアックス・ジオメトリー)よりも
 エネルギー吸収効果のある複合アイソレーションによって、磁界の状態を安定させているとのこと。
 平型は曲げた時の導線の長さを一定に保つことが出来る。外側の転送路が長くなったりしない。
 これによりタイミングエラー、インダクタンスのロス、電磁界の悪影響を減らす事ができる。
・ブラグはワイヤーワールドオリジナル シルバークラッド仕様。
 機器に接続する側は3P、コンセント側は2P
・色の着色は綺麗だとは思わない。写真程は落ち着いた色ではない。
・攀じるとミシュミシュ音がする


++ + 音 質 + ++
雨粒のように平ぺったいものが飛んでくる傾向。
空中の雨粒は平ぺったい。|||i|i ザー ではないのだよ!。(だからといわれてもこわりますけど)。アニメの雨の描き方は線で描いてるけどそれは超高速カメラとは違うから。
肩の軽い音がする。高域と低域がリニアに伸びる。
ドイツチェリー社の黒軸のようなリニア感 (感触はFILCO Majestouchの黒軸ほど濃厚ではないけど) 数学的に均整のとれた波形になる
濃い音ではない。
"濃くて深い"音とは 楽器系のキャビネットを用いたスピーカー等によく見られるように 多くの周期が重層的に織り成されて醸されるものなので、デメリットとしてはその分数学的な精度が保たれにくく、広がり感は得られにくい。STRATUSは広がり感が得られやすい。
アクロリンク6N-PC4023から乗り換えると空気が明るく、自然に輝いていた。フライスされた鉄板のように硬質な明るさもあるが(楽音)、照明により加えられた雰囲気の明るさがある。冷たくもなく局所的でもなく。総じてアメリカンサウンドだけど現代的傾向だと思う。しかしアクロリンクの方がしっとりした印象があった。QUADの音に品があった。



アクロリンクやフルテックなどは同価格帯でもビニールの入れ物等に入っていて、ちょっとうれしい。でも現在のWIREWORLDは安っぽい化粧箱。PCパーツよりはセンスが洗練されてるけど。
音の軸(幹)はアクロリンクの方がさすが国産というだけありしっかりと太く、要素が沈んで満たされている。ワイヤーワールドの方は葉っぱが幹に拘束されておらず、音の立ち上がりが全域に亙って優れている。しがらみで陰鬱になりがちな時も明るくなれるような音だ。でもAdyton&QUADの音はアクロリンクの方がしっとりしていてよかった。Stratus5は音楽性(個性)がないわけではないが、さっぱりした音になる。独特な素性(波形)が感じられ、コヒーレントな中に音楽性があるといった塩梅の現代的な傾向。それは水溶性コンクのようで淀みなく鳴らされる。ワイヤーワールドについてオーディオ店の人が言うには、派手でもなく地味でもなく、ワイドレンジだけど、かといってドンシャリでもなく。といった回答だった。なるべくしてそうなった音かな。ノイズ吸収による減衰作用が聴感によるところのようで、よく練られていると思える。ただ、パッと見のデザインの美しさにひかれて購入したのだけど、細かなところの仕上がりはラフな手作り感である。まさにハイテクとローテクの融合(ゎ。
もともと粗悪な中国製を入れないためにPSE法ができたらしいが、定義が全般に及び、問題を起こしていなかったこのワイヤーワールドまで疎外されることになった。(価格設定がおかしかったからかな)。メーカーは、あまり利益の見込めないケーブルのために高い金額を払ってまでお役所に調査を依頼するのもあれだと判断して、二年ほど輸入が途絶えていた。しかし再販の声も多く、結局調査を依頼して2008年暮れに一部のモデルのみが輸入されることになった。(RoHS対応)。Stratusが店に来たのがまだ先週とのことで、Stratus5は僕がもしかすると第一号機だったかもしれない。以前のモデルはStratusのようにフラット型ではなかったのでワイヤーワールドのイメージはこれで決めてはいけないか。化粧箱もただの紙ケース。
国産のケーブルは国産の音の素直な描写に、西欧のケーブルはやはりブリティッシュやフランセイズマルセーユなシステムに向くと言われる。それはやはり正しいが、新しいワイヤーワールドは、物理的な技術の向上で明るさを得ている現代の西欧のシステムに一層合うと思う。その分昔のJBLとかアルテックには合わせたくない。アンプで個性が出過ぎる場合、プレーヤーに使えばいいかと思う。


Congeniality
QUAD 21L シンクロ率80% 高域は伸びるけど少し派手になるかな。クオードはもう少し落ち着いて、しっとりとしてほしい感じがする。
DIATONE DS-1000ZX シンクロ率80% 音の張り合いは良い。愉快な音の調べは醸されるけど素性は化粧される。
Victor SX-M3 シンクロ率55% Mgの先進性は引き立つも、全体的にはもっとりとしているのがビクターの伝統的な音だと考える場合は合ってないと思う。EsotericのMG-10,MG-20のサウンドなら合うと思う。
KEFやELAC等のスピーカーを鳴らすのに向いてそうだ。KEF XQ10 XQ20なんかは最高だろう。透明感が皮相的でそれがメタリック・ホログラフに響くので、シナジー効果が出て気分いいと思う。
ジャンルは特に適不適はないと思うけど、ノリとしてはやはり都会のアメリカンで今風なロックで謳歌してる方面の音になるかな。ルネサンス〜バロックの音楽ではMachaut(ca1300-1377), Lassus(1532-1594), Scarlatti(1660-1725)は明るさを増すが、Forqueray(1671-1745), Rebel(1666-1747), Sainte Colombe (Piece pour viole de gambe)はもっとしんみりとしたいと思う。Stratusは非常にストレスが少ない鳴り心地で瞑想には入りやすいけど、瞑想的なトーンではない。



参照



tukipien reminiscences