Beyma SM115N




Beyma SM115N 仕様
ウーファー 15インチ;380mm パルプコーン
インピーダンス
出力音圧レベル 98db
再生周波数帯域 35Hz〜3kHz
ネジ穴の対角ピッチ 370mm
重さ 6.5kg





Beyma SM115N





採用されているフィクスドエッジは、光が結構通過するほど薄い。その分、音の抑圧感が抑えられると思われる。多くのフィクスドエッジは、ガチガチに振動板を抑えている。指で振動板を奥に押さえてもあんまり動かない。フィクスドエッジの音質は、輪郭が明確で音階明瞭で大入力時の安定感をもたらすものだけど、抑えている分、元気はない。JBLは硬いけど最最低域までリニアに沈んでゆくという側面はある。なぜ38cmウーファーはフィクスドエッジを採用するか…振動板が円の中心で前後に振幅して、大入力時にボイスコイルがヨークと磁石に挟まって故障しないために採用されているものと思ってる。必要悪で。でもbeymaの場合、光を通過するほど薄い素材だから、わりと振動板動く。ゆらゆら。何十年と電子オルガンの中でエージングされたKAWAI(河合楽器製作所)の38cmほどは動かないけど、KAWAIと同じぐらいに音色が良い。KAWAIほどクラシックがふわっとしてないけど、フルレンジ接続したときにはKAWAIほどは中域の雑音が出てこない。とにかく音色が良い。セーム革に変更したらどれほど音色がよくなるのか。スペインのヴァレンシアを旅して教会に行ってお祈りしたいな。























beyma SM115


壁面に設置。(背圧の影響のなさはYoutube参照。目で見える。壁面がヤワだとか壁面のディフラクションのデメリットの総合体より、背圧の影響ゼロのメリット1つのほうが圧倒的に質量が大きい。貫通穴にユニットを取り付けたほうが音がいいに決まっている)。

写真ではかっこいいけどSM115Nの振動板は色の薄さが少々安っぽかった。グレーじゃなくてハゲている黒。このSM115Nは2年前にコイズミ無線で開封された新しいもの。多分この色は塗料が最小限しか使われていないからだと思う。音質のため。コーン紙の色の薄さが気になったので習字の墨汁を薄めてスプレーで軽く再塗装した。身体に無害だし紙によく馴染む。ちなみにKAWAIのパルプコーンウーファーは色がハゲていて薄かったので墨汁で再塗装したら、気のせいだろうか少し鳴り口が変わった。少しだけ悪い方面に。振動板はできるだけ固い方が良いのだろう。このbeymaでも同じ結果に(なにやってんのかね)。水のせいでふやけたのだろうか。ほんと後悔…。

ちなみにコルゲーションを散布されていない振動板のほうが音色的には良いと思ってます。コルゲーションは重心を下げる目的だけど、コルゲーション自体の音がちょっと嫌い。