Maker |
Model |
レビユー |
aiwa |
ADN-1 |
Net MD搭載でデスクトップでも使えるコンパクトなモデル。デザインがとにかくかわいい。360°いい感じ。ベッドの上にでも置いて、よしよし頭を撫でてあげるみたいに使える。AIWA使っている人もなにか偉そうでないイメージがある。親会社SONYのLAM-Z10と似たモデル。LAM-Z10はSPに触るとボヨヨンボヨヨン中で言っているような低音がいまいちだった。パッシブラジエーター使われているADN-1のほうが音の慣性にたいして従順なもよう。サイズ相応の解像度だが、がめつさの抑えられたサウンドになってる。 |
AURA |
NOTE |
珠玉の筐体。全面が推敲された造形をしてる。アンプ部はVA-50の設計を踏襲。VA50そのものの音なのか不明だが往年のAuraの音が蘇る。現代化されてはいるけれど、刻み方までマシュマロ特性なのは健在。輪郭がなくて湯だっている。ちゃんと鏡面時代の音だった。 |
BOSE |
SoundDock Series II |
SoundDock Series II digital music system。i Pod用のDockが前面についていて簡単に良い音で聴けるようなってる。使わない場合は回転させて仕舞える。兄機のSoundDock
Portable system の方は充電池が内蔵されていて持ち運びができる。この二機種は少し音が違い、Portable型の方がしっかりした音が出る。が、波打つ瀬戸際には金属がゆらめいていてポップス系の音源なら良いがドヴォルザークの『新世界』はとたんに機械的で駄目だった。空気を介さないで録音できる楽音系の音楽に標的を絞ってる。 |
Wave music system II |
共鳴管の長いパイプオルガンのような内部構造。Wave music systemTは若いめの音だけどUのほうは わりと渋いめの音になる。音の厚みはほどほどほどやかで、低音域も強調感がない。ジャズボーカルは音量を上げると高域にピーク感が出たけど素朴な回路を感じてクラシックがわりと聞きやすかった。ジャズもクラシックも隔たりない。PLS1610+AM-5Vよりは階調性や低音域のまろやかさは落ちるけど大人の味わいがある。土や水気はなく風の要素が強く、バギマのように音が吹いてくる。 |
PLS1610 |
PLS-1310, PLS-1410, PLS-1510ときていつの間にやらPLS-1610。デジタルアンプ。125とセットで「WBS-1EXW」というモデルになる。AM-5Vと組まれている音を聴いた。ナイーブな厚みがあった。クラシックは聴いてないがジャズ系なら子供的な明瞭さがある。土や肉の要素が強くみっちり弾け飛んでいる。雷の要素のあるAM-5Vではパーカッション系が気持ちよい。その音は僕の部屋の363より気持ち良かった。小さいけどシステムが調和してる。 |
JVC |
KW-MC35 |
ビクターのカーステレオデッキ。かなり良かったです。限られたボックススペースに最適化する工夫がこらされている。電子音はスピーカーから出る音そのままだけど、アコースティックなどマイクを通して録音されたものは、どれほど巧みに要約されているか、となる。JVCはもっちりしたチューニングで、特にジャズやポップスではヴォーカルに包み込まれるステレオ感があった。管弦楽も電子音的にシンプルな波形にはなるけどJVCはカーステの中では最も厚みと甘みを感じる。空気感とかそういうものはないけどとてもアンビエントだった。ピュアとは違った楽しみ方ができてそのレベルが高い。 |
KENWOOD |
SL-3MD |
廉価モデル。トーン傾向としては丸いハリのある充実サウンドだが音量をあげるとビリビリした歪みを感じてパワードライブしてるなぁという感じ。クラシックには向かない。ONKYOは人工色を感じさせないようこさえられているが、ケンウッドのほうは全面的に元気を押し出しヴォーカルが太くポップスは愉快だった。 |
K7001 |
K's Esule。2005年発売。プリはデジタルで、補正回路が投入されている。マイク集音でリスニングポイントのバランスをリファレンスルームの響きに調整するというもの。これは便利。合理的な再現ができるのでコストパフォーマンスが高くなる。シルバーシグネチャほどの音の厚みはないけど細身ながら解像は確かな形を留める。さしたる遜色を思わせない。差としては、シルバーシグネチャは思い返してみても厚みがあり暖かい。こちらは自然ではあったけどやや硬質感が残るというのはある。基本的につややかな音。KENWOODも本当はもっといい音のものが作りたいようだけど、店が置いてくれないからこの価格に抑えた。 |
SilverSignature |
「工業製品は、すべてコストとの格闘から生まれます。コストを無視して理想を追い求めても、万人をあまねく幸せにする工業製品を作ることはできません。だけど、しかし、もしも、コストを度外視して技術者の理想を追い求めることが許されるなら
工業製品はエレクトロニクスの工芸品へと昇華されるに違いない。こんな発想から生まれたのが
K's Esule シルバーシグネチャー。」
純銀製オーディオ…。デッキは全面的に光沢。えらくきらきらしていて、それでいてケバいと思わない品性の無垢さ。スピーカーも工芸品のようで、音色もリッチで感性をくすぶる。機械的・近未来的な面白さで響ききる。 |
LUXMAN |
NeoClassico Series |
2008年のシステムコンポ〔SQ-N100+D-N100+S-N100〕ネオクラシコ。ラックスマンはフルサイズのオーディオメーカーだけどシスコンもまたシスコンなりに良い音を醸していて、フルサイズにはない音を奏でる。一言で言うと、空気と水の綺麗な山奥の田舎の無農薬栽培のにんじんのように、にんじんがもつ甘みや香りがある。自然本来の味が損なわれていないピュアな音が聴ける。濃厚だが鈍重というラックスマンのイメージが変わる。 |
marantz |
M-CR502 |
CD/FMチューナー内蔵アンプ。スピーカーのLS-702も価格を超越してる。XRCDを取り扱うようなオーディオマニアなCDショップに、その試聴用にM-CR502が置いてあり、これでXRCDを再生し、Sennheiser HD650で聴くと相当音が良かった。XRCDが良いのかSennheiserのHD650が良いのかM-CR502のヘッドフォン出力が良いのかわからないけど、少なくともXRCDの音質を引き出すことが出来るコンポであった。家のシステムでもXRCDを聴いてみたけどたぶんM-CR502のヘッドホン出力の音がよい。 |
McIntosh |
MXA80 |
McIntoshのミニコンポ。高級なおもちゃ。ブルーメーターと漆黒のパネルが美しい。音量を絞るとややヴォーカル等が遠く感じる。音量があげられる環境でなければ。動画 |
ONKYO |
X-A5GX |
ONKYOはやさしい音。それでいて曖昧不自然に耳につく成分も少なくなっている。サイズはわりとでかい。広告媒体では一見コンパクトだけれどデッキの奥行きは36cmある。 |
INTEC TX9MD |
システムオーディオは進化し続ける。満たされていてまろやかさを感じた。このクラスになれば企業にとってはメニューコストも相対的に小さくなるし、ユーザーにとっては故障率も減るし、環境評価としても合理的なバランスのとれているラインだと思う。[交点E] |
SHARP |
Auvi SD-CX9 |
アウヴィーの音には異質な感覚がある。SHARPは1Bitデジタルアンプを売りにしている。厚みや甘美さはないがクリアでスムーズな音が出る。デジタルによる音楽解釈はマルクスを感じさせる論理性で、派手さのない無個性な和音は時代に適っているというか。付属のSPはいまいちのようで、別のSPに組み合わせるといいようだ。 |
Auvi SD-SG11E2 |
SD-NX20Nよりふくよか。スピーカーがSHARP製ではなくELACだったからかもしれない。HECOやELACではグロス価格分は上昇するが、分解された音は並列して放射され、明晰で論理的な音が出る。 |
Auvi SD-SG40 |
ミニコンはパッと見奇麗な音でもストレスが残留する事が多いが、これはメンタルの次元でケアフリーな響き。硬さが感じられず廉価モデルで感じるデジタル臭は少ないようだ。スピーカーは付属しておらずYAMAHAのNS-10MMTで組み合わされてた。シームレスな音なのでHorizon110やCL-310JET2も理想的だろう。B&Wの場合705よりCDM1NTのほうが浮遊していて楽しいかな。 |
SONY |
CMT-SE7 |
SACDが再生できるミニコンポ。他にもDVD、Net MD、チューナーを搭載。デッキで揃えると高いからこれはお徳かもしれない。音はまぁまぁ。デッキは前から見ると小さそうだが奥行きはかなりあってパレート効率的な構成。 |
CelebrityU MD-7000 |
Sony Music 30周年記念のCD/MD電蓄。ジウジアローデザイン。発売当時は30万近くしていたようだ。サークルなどで持ち運びする高音質ラジカセ(MD)としては音が自然で理想的。光ディスク読み取り部はミニコン並に貧弱で壊れやすいと思うけど外部入力端子がある。ピラミッド型の優しい音がとてもいい。当時MDを売り出し中のSONYだったけどカセットも付いてたら良かったかな。カセットが良い場合はD-3000というモデルがある。 |
TEAC |
a-1 |
これは古いCD/TAPE/TUNER/AMP一体型デッキである。これがいい音で鳴っていた。古きよき時代の(といっても80年代か…!)厚い音がする。感動して忘れていたが高音域はあまり出ていないようだ。QUADのプリアンプ33/34でもA&DのテープデッキGX-Z9100でも超高音は出てこない。出ないのか出してないのかは解らないけど出さない美徳もあると思う。それくらいに刺激のないいい音である。かわりに中域に厚みを廻されてると思う。外部入力あり。 |
NR-7CD |
ネットワークCDプリメインアンプ。NEW VINTAGEシリーズ。オーディオフェスタにてTANNOYのLegacyシリーズの入門モデルEATONを鳴らされていた。半サイズのプリメインアンプAl-503でもEATONが鳴らされていた。Al-503は幾何的に音像をたしかに造形していた。分解能も高かった。でも音楽味は薄かった。このNR-7CDはCDも再生可能でフルサイズのデッキになるが、EATONに音楽味が加わっていてよかった。 |
TOA |
Model WT-840 |
ワイヤレスマイクチューナー。芯のしっかりとした音が出る。TOAの製品は造りがしっかりしてる。 |
Model WA-1712 |
2ウェイ方式のスピーカーを採用した3電源方式のポータブル型ワイヤレスアンプ。定格出力20W。アンテナはシングルタイプ。ハンドル部は抗菌処理。水晶制御PLLシンセサイザー方式の800MHz帯シングルワイヤレスチューナーユニットWTU-1720が3台(1台内蔵、2台増設可能)まで装着可能。アンテナ回路が2系統(ダイバシティ方式)のWA-1812Cもあり。---このスピーカーはPA用途なので一種類の音しか出ないけど音のひずみが少なくしっかりとした音が出る。WM-340などワイヤレスマイクの品質も良い。 |
Victor |
EX-A1 |
「20年前に木そのものを振動板に使用したスピーカーを試作しましたが、加工が困難で量産化に至りませんでした。しかし、木材の成型や形状の維持などの技術的ブレークスルーを経て、今年3月に、世界に先駆け木製振動板を採用したウッドコーンスピーカーの量産化技術を確立。」
メタルコーンのFS-MD10が前身かな。木製振動板が商品化されるのは世界初のよう。木の響きという物理計測できない外部効果もあってか管弦楽には含みがある。8.5cmフルレンジユニットだけどSP本体には結構奥行きがあり、ピュアオーディオとしての音が出せる。ある部分に多少違和感があるけど、さすがはウッドコーンでそれが味わいにも感じられる。デッキは上から見ても美しい。削りだしのアルミが高品位。小型でシンプルでDVD-AUDIOに対応。MDはなし。デジタルアンプの「DEUS」を搭載し、よりアナログとなったスピーカーに融合している。音量をしぼるとデジタルボリュームゆえ音が生命力を失うが、よりよい音量を出せば木に響きに導かれてサイズのわりに上質な管弦楽が楽しめるようになる。 |
EX-A5 |
SPはSX-WD5。2WAYになると解像度がぐーんとあがり、厚みが増した。ロックも生々しい音で聴けた。デジタルアンプは素っ気無い音をだすけどウッドコーンの響きによってまがなわれている。 |
YAMAHA |
MCR-E300 |
コンパクトでサイドウッドもついていて構築感のあるデザイン。MDは別売り(MDX-E300)。ヤマハらしい本格的な音作り。マクロに雄弁に語る、暖かい傾向。 |