仕様
サンスイのプリメインアンプみたいに、パワーアンプダイレクトの入力端子がある。しかしサンスイとは違ってボリューム介在しないから注意。外部のプリアンプを使う場合にはすごく便利で嬉しい機能。
【解像度】 エルサウンドより二段階落ちる。3ウェイに接続すると薄い印象。腰もしっかりしてない。musica Lucidoから切り替えても一聴して音が薄く感じる。でも長時間聴いていて聴き疲れしないのはISHINO.LAB。自分の場合CD2枚は普通に聴ける。ぼやけた音なのに歪みが極度に少ない印象。分解能はそこそこ。残留ノイズが極小で、2WAYに接続すると開放的。抑圧的な成分は少ししか感じない。38cmウーファーに接続するとやはらかな低音に包み込まれる。搭載されているトランス等は必要最小限だと思われるけど、サウンドチェックCDのスイープ信号を再生する限り、最低音域の音階はしっかりとしている。
【音楽性】 高い。ナローレンジだが爽やかな感覚。軽いノリの良さがある。作者のブログを読むとどんな感性をお持ちで どんな音を求めているか想像つく。物量投入されていないので往年の山水AU-α907のようにみっちりもっちりではないことも想定済み。そのかわり出力がちいさいのでピュアで聴き疲れしない。濃密な音は出ないけど、空気感は深く、トランジスタアンプのわりに生き生きとしていて、低音が薄いので、このアンプが余ったら合理的にセンタースピーカー用にすればよい。
このメーカーはたまに遊びで変わったアンプを作っています[URL]。チャンネルデバイダー付きパワーアンプとか、出力にファインメットマッチングトランス(カスタム設計)を搭載した真空管アンプとか。自分は、すでに生産終了の日立の優れたMOSFETを採用したMASTERS
AU-203custom(出力3W+3W)が気になる。 |