Monitor PC(ドイツ)は、ESA(欧州宇宙機関)指定ケーブルメーカー
自分はCobra 6Sを2020年現在もリファレンスとして使っています
モニターPCが最高すぎてたまらない
Silverラインは銀コーティングOFC。銀の音色の柔軟な感じ。
コブラシリーズは一本一本が毛以上に細い極細導体。
そのためか単線ケーブルとは反対に音像はもっこりとしている。
やや遠くから聴こえてくるその調べはしっとりとしている。やさしい音。
極細ということもあり骨格めかずにふんわかと伝える。
分解能は高くないように聴こえるけど抵抗値から考えて解像度自体は高い。
6.00の場合、断面積が極太なので低音が深い音。
高音は浅いけどキンキンしない。
・特許技術MSRシステムを採用したコブラシリーズ(Cobra2.5S、Cobra4S、Cobra6S)はケーブル全体の導電性を比較的に向上させた画期的なスピーカーケーブルです。近接効果の抑制により、低域の深いパワーの獲得という超多芯ケーブルの特徴が引き出され、より原音に近い再生を可能にしました。 ケーブルは物理特性的には伝導性が高く、静電気や振動や有害電波が少ないほうがいい。と考えられがちだがケーブルはそれだけじゃない。スペック的なところは静電容量や線材の抵抗値で測れるも、音がどのような質感をもっているのかは別問題。ストレーキャパシティの問題もあって、このMSRシステムはプラスとマイナスの間にメタルバンドを搭載したものだが、その対策と思われる。その効果は絶大で、甥っ子がプラスとマイナスを切り離してしまい、それを使ってみたら音が悪くなった。ちくしょー。もうどこにも売ってないのにな・・・・・ モニターPCのケーブルは超多芯で構成されていて優れた物理特性をしている。情報がどばーっと来ている。単線は導電率が悪いがハーモニーが揃う感じが良い。超多芯ケーブルは、単芯ケーブルやリッツ線のケーブルとは正反対の音の像。個人的には(特にこの極太のSilver6.0や PC-10S)はカタログのとおり低域方面が深い鳴り方をするのでマルチのウーファーとかバイワイヤの低域方面に使いたい気がする。でも実際どれが一番その機材に向いているかとかは使っていかないとわからない。迷宮の世界。 ・酸化を防ぐ連続表層シーリング等の採用により長期間、初期性能を維持します。 音色的にはシルバーラインの銀コートをした導線群はマイルドな基調で厚い。より純銀らしさが伴っててシルキーな湿度感で気持ちの良い鳴り方をする。銀コートされた銅線は、銀の導電率が高いから表皮効果に於ける電位差の心配はないが、錫であれ銀であれメッキされると音色的にはなんて表現してよいのかよくわからない音になるので、気に入る人は気に入るが気に入らない人は気に入らない。 このシーリングの性能はもちろん樹脂が被っている部分。Cobraの極細導体は空気に触れると結構あっという間に変色する。スピーカーケーブルは接触部分が錆びると音質が後退する (変色したら⇒酸洗)。Yラグもバナナプラグも、実使用を考えての必要悪でこのケーブルの場合必須。極細すぎてきれいに端子に入らないしね。(できたら銅製のバナナプラグやYラグが良い。バナナプラグはONKODOが採用しているタイプがいい。一般的な形状のバナナは、オーディオ的にはランタンの部分が音質が悪い懸念がある)。 電気伝導率 & イオン化傾向 銀: 1.59 × 108 & E°= 0.7991 V 銅: 1.68 × 108 & E°= 0.340 V 金: 2.21 × 108 & E°= 1.52 V 錫: 10.9 × 108 & E°= -0.1375 V ・絶縁被覆は低容量シース“フルフレックス”の透明タイプを使用。 Stereo誌でもよく福田先生とかが透明タイプのスピーカーケーブルがやはり良い音だと書かれていた。自分も経験上ケーブルの芯線にはシース等の物性(材質の音)がそのまま乗ってるのを確認してる。古代のWEやサウンドギークなどのガレージメーカー品には導体に接地する絶縁体にシルクや綿やパルプを採用しているケーブルがある。PVC等と違い静電気が発生しない。誘電率がほぼ0。自然な音がする。透明タイプのものはノイズには弱いけど付帯音が少ない。カナレのように導体が幾層にも包まれたキャプタータイプというものはノイズに強く信頼性が高い。マイクケーブル等で長距離引き回せる。音像はかっちりしている。モニターPCのような絶縁シースに芯線が包まれただけのものをフィルダータイプというようだ。音にクセがつきにくい。家庭ではフィルダータイプで良いだろう(透明のシースは経年変色するけど)。スタジオ系のケーブルの音は明瞭で音像が前に出てくるけど、このモニターPCはやや遠くの森の中から聞こえてくる。迷いの森である。でも自然で生々しい音。 ・ケーブル間に幅広のXCCDと呼ばれる分離帯を設け静電容量を23pF/m以下に抑えました。また、○と□に成形されたシースは極性の識別ミスを防ぎます。 ・モニターPC独自の技術により、数千本に及ぶ芯線を丁寧に幾重にも撚り上げることで、各芯線の接触度を高めた他に類のない高品位のハイエンドモデル超多芯ケーブルです。 ケーブルでも、その音質を確かめるには、叩いてみるのがコツみたい。触ってみただけでも音はたいてい伝わってくる(霊感で)。導線は太いもののほうが(ストランドジャンプ現象の影響が少ない?からか) 解像がはっきりしている。反対にモニターPCやSUPRAのように髪の毛よりも細い極細の線材が束になったタイプの超多芯スピーカーケーブルは、太い線材が束になったスピーカーケーブルに比べて艶やかさや解像の明瞭さは一歩後退するが(浮遊電子が増すせい?)、機械的には有利で(より抵抗値が低い)、音がどばーっと出てくる。強調感やクセがなくフラクタルな音になる。キンキン鳴ってやかましいスピーカーの音を和らげることができる。単線と撚り線の違いでは単線のほうがまとまり感があってわかりやすい音がする。ただスピーカーケーブルではあまり単線は見ない。理由としてはたぶん導体断面積を太くすれば導電率は上がるが、それが単線だと導体がやたらと硬くなるし曲げによる悪影響(原子レベル)や振動の影響を受けやすいからだろう。撚り線にしておくのが無難だから撚り線が主流になってる。奇遇にも僕と同じくモニターPCを使用しているショップの人が言うにはモニターPCは「嫌な音を出さない」ようだ。同じ撚り線でも、「撚り方」で音が変わるらしい。まさに怪奇の世界。 |
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カタログ
(東志株式会社のHPより) |