musica pow30usb






musica pow30usb USB-DAC付パワーアンプ
標準小売価格 ¥49,800(税別)

周波数特性 1Hz〜40KHz
入力 RCA1系統+USB1系統
W82mm×H60mm×D260mm

出力は15W+15Wと少し小さいが
その分メーターはよく揺れる


pow30usbはPCオーディオに最適なパワーアンプ。USBケーブルでパソコンと接続し、スピーカーをつなげるだけでPCオーディオの完成です。
「デジタルアンプではありません」
小型アンプにはデジタルアンプのものも少なくありませんが、pow30usbはノイズに有利で低音の力強いアナログアンプです。
「USB-DAC搭載」
現在ではレコーディングの世界でもコンピューターが主流。ここ数年パソコンの音楽再生能力は大きく向上しました。しかしパソコンのサウンドボードは多くのノイズの中にあり、電源のクオリティも高いとは言えません。本機はUSB端子からデジタル信号のまま取り出し、アナログ信号に変換します。
「パソコンは苦手という方にも・・・」
USB−DAC搭載の製品は沢山のありますが、本機の「USBケーブルを接続するだけで動作する」点は大きな特徴です。OSの確認やドライバーのインストール、各種設定等パソコンが得意ではない方にとっては大きなハードルです。本機はWIN2000以降のすべてのOSとMAC OSXに対応ドライバーは標準ドライバーを使用していますので新たにインストールする必要がありません。特別な設定もありませんのでパソコンは苦手という方にもおすすめできます。








基本的な音はプリメインアンプのint30と変わらず透明で繊細。3WAYを鳴らすとELSOUNDより解像密度が薄い印象だけど、汚れたところや不足感のない良い音で、解放感は上。個人的に見てこのモデルの最大に良いところは、パッシブプリで接続した時の音が良いところ。入力インピーダンスが高いからかのっぺらぼうな音にならない。アクティブプリアンプのpri60v2と組み合わせてみたら生命感は増すが、att60と組み合わせるとパッシブプリらしく電気的な色づけがなく輪郭も感じない自然な音。これがエルサウンドのEPWS-5Sだとスカキンになる。一気に表情が蒼くなる。EPWS-5SはBLOSSOMのプリアンプ[BLO-0299]だと生き生きする。EPWS-5Sの入力インピーダンスは10kΩ。pow30usbは100kΩ(かな?) BLOSSOM BLO-0299は最高峰に純度の高いアクティブプリアンプだけど、パッシブプリはそれよりも遙かに多く細かな成分(エーテル的なもの)が残っている。パッシブプリの良さを自分は初めて知ることができた。30シリーズはプリアンプにアッテネーター製のatt30のいうモデルがある。
pow30usbの電源はDC入力。ACアダプターを変えると音が変わる。アテックスのマッサージ器についていたアダプターは同じ電圧でも落ち着いた音。高域と輪郭がマイルドで自然で身体に馴染んだ。PCの周辺機器のACアダプターは見晴らしがよい反面やや痩せて聞こえる。アテックスのものの方が心地よかった。BLOSSOMのBLO-0299のDC入力ではどうあがいても違いが見抜けなかったのに、このpow30usbのシステムでは電源の違いが音に出てくる。よくわからない。pow30usbは部屋の蛍光灯をON/OFFしたときにバチバチとノイズが入る。








pow 30 usb 改造 ケーブル長60cm (穴から外に40cm)

【少し改造】
Furukawa PCOCCを導体に使ったケーブル[SC-S1]をダイレクトに基板にはんだ付け。ホームセンターにちょうどいい太さのゴムブッシュがあったのでそこに通した。真鍮やアルミで製造されてる入力端子の電位差、電気抵抗を回避できるし、配線に使われてる極細の安物ケーブル20cm分を介在しなくていいというメリットがある。パワーアンプの基板に直接オーディオケーブルを取り付けた時の音の變化度は想像を超える。ましてやノイズの影響を受けやすいパッシブプリからの出力なら。
ニアフィールドで聴くと、エコー感に包まれている。うっとりする。空気感がエコー感になってる。ぼやけているんだろうか?と思うほど音の成分に満ちる。たとえ「ぼやけている」と言われようがこちらの方が心地よいので高音質と呼べるだろう。「かっきりした」音は場合によっては微小音の損失が多いだけかもしれない。










 詳細:オーディオ辞典