musica pow60v2






ムジカ 60シリーズのパワーアンプ (国産)
標準小売価格:¥118,000 (税別)
入力:RCA1系統 周波数特性:1Hz~100Hz
消費電力:10W(実測)
外形寸法:W217mm × H57mm × D223mm
重量:1820g








pow60/taと比較すると音像はpow60/taの方がタイトでワイド、このpow60v2の方が温柔。pow60/taはワイドでクリアだけど生命感が少しpow60v2より少なくなる。pow60v2はざらつきのある解像だけど温度感があり声の余韻もある。昔のスピーカーの方がマッチしている感覚で、SMT W38L (JBL 2225Hのリファービッシュ品) はこのパワーアンプで鳴らした時が一番「血の通った音」をしていた (プリアンプのpri60v2との組み合わせ時)。pow30usbに比較すると、pow60v2は3WAYのスピーカーでも帯域がウェルバランスな具合で、低音までよく出ていました。pow30usbは低音が出ないけど高音はきれいで、2WAY専用なバランス。60v2は入力の初段階に真空管が搭載されていて、画像のように非常にシンプルな構造なので、ガレージらしいぬくもりのある音ではあるけれど、ただELSOUNDやThomann S75Uと比較するとその「輪郭はボヤけ」ていました。どちらをとるかです。
トランジスターアンプの素子はボディ裏側に絶縁して取り付けてある(金属のボディは熱伝導率が高い)。そのためか電源の影響や置き場所の影響?で音が変わったりする。30シリーズは真空管を搭載していない分安定しているし(電源をONにすれば音は出てくる)クリアーだが、60シリーズの方がそれより解像度は高いしおもしろみはある。筐体に手を触れるだけで静電気の影響で電磁界が生じるのか、僅かだが音が変わる気もする。きっとpow60v2が10台あれば、各々の音質を奏でているに違いない。ミュート回路など省かれてるしノイズ対策が少ない分音質が良いと思っておこう。





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