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DeliusのA Song Of The High Hills [高原の歌] はいいなぁ。
2008年に入ってからは50回は聴いて、今も飽きずに聴いている。ペリアスとメリザンドと共に。
あんなわかりやすい素直な感傷は当時嫌っていたものだけど、頭が高かったことで。
実際には深く濃くてその方向性の先は電波に演繹するものであったのに。
ずっと聴いていると弥生時代へのノスタルジーが湧いてくる。26分足らずの楽曲であることが人生のように短い。
LONDONのCD [443 171-2]は途中静かな箇所でかすかに弦の擦れるように弾かれる音があり、森の四足の鳴き声が遠くから聞こえてくるのを表現しているように思える。
次に続く高揚では神に近い弥生時代の子たちが丘の上で自然と交感するような美しさを漂わす。原初的な姿は中学生的で。
…弥生人のことを考えていると幸せになる。当時の日本の民はどんなに素朴で純粹で、どんな顔つきをしてたんだろう。同い年の子の身長は、今より何cmぐらい低かったんだろう‥ 。 弥生の人たちは、はだしで森や原っぱをまわり、今の人間の痩せ細った脚とは違う大地を感じるあの肥沃な脚で、絶對的な觀念に支配されていない自由な想像力で、一体なにを感じとっていたのだろう‥ 長生きをしないその生涯、かわりに今の人よりも良く感動するその器官で、どういう風に大地と交歡していたんだろう…。 弥生時代の男女の服装はまだ解明されていない。今から見ると汚い服でも、 肉体が美しいから、 そのコントラストは一層艶やかだったのだろうな‥‥。 はぁ、いつか八岐大蛇みたいになりたいな。(*@ ο @*)