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エスプレッソと懐古主義
9 名前:名前欄空白 2005/01/04 23:51
僕は大学時代一度もガムを噛まなかった。
ガムが憎い。最近はサプリメントガムのようなものがあるけれど、基本的にガムには栄養がない。栄養がないくせに、高い。噛んだらくずいれへ・・・もうほとんどがむだな要素で成り立っている。
僕はガムがむかついていた。がむがむかつく。 マ カ ロ ニ と 同 じ ぐ ら い に 。 高校の頃ガムを噛む時はいつも復讐に燃えていた。最大の仕打ちは無視することだと知ってから、僕はガムを買わないことにした。噛まないと決めたら咀嚼欲がものすごいのだけど、やがてガムを噛まないこと自体を忘れるに至る。それはジャイナ教でいうところの「勝利」だった。そう すがすがしい心持ちになったりした。しかし…ふとしたときに 僕はガムを噛んでいた。ガムを噛んでいたことがあまりに自然でしばし呆然とした。なぜだ…。犯人はコンビニであった。レジでキシリデントの試供品をもらっていたことにやっと気が付いた。なんていう不意打ち。「不意打ち」っていう言葉の感触すらガムっぽい。
仕方のないことだった。別にガムが悪いんじゃない。記録は途切れたんだな、というあっさりとした感情に入り交じって、もうボケているんだなぁと思った。もう僕はガムのことを憎んでいなかったことにも気がついた。

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