〔デジカメご朱印帳〕



MiNOLTA DiMAGE S304








撮影の旅



Dimage 7iを発見したときの虚脱感や、中抜けによる思想抜けや、色ノリやダイナミックレンジへの妄信からの脱出、反対にミノルタの哲学、そのデジタル初期にゆうに自分を超えていた哲学を認識し理解するに及んで、自分を本質的に凌駕するものなら嫉妬ではなく崇敬になるがその咀嚼による自分の成長に、1時間か2時間、浸っていたのであった。そして手に入れたS304を、持ち運ぶのであった。









津島に向かうこの日は碧空
あの街を今回は探索するのである









神道を勉強するので、来た

まず熱田神宮へ行った
ものすごい混雑ぶりだった
七五三らしかった







昼ごはんは津島で

このスパはうまい








店内
非常にハレーションがある
太陽光に比べたら蛍光灯は色域が狭く、色が出にくい。
「白トビしすぎじゃないのか?」
「それがまた、いいんですよね」
屋内は無理のようであるが
なんだか郷愁を帯びて
時間の錯覚を覚ゆる心地になる
そんなところが、よい
大量にあるマンガから選んだ封神演義に描かれてました
植物も1000年生きると精霊になり、次の段階には人格を持つと
人間出身の神仙が高格のようだが
S304の意識的な回路は、人間の心に懐かしいものを呼び起こす








津島神社




津島神社の乳の垂れたイチョウの木
母性愛を感じさせる描写であります











ちょうどこの5日後に、改装が行われたみたい
津島神社の本宮
なにやら、80年代の写真のような心地がしますが













この街は実際80年代のままなのです











天王山公園
貸しボートあり











回帰させてしまうこのカメラは・・
優しく日がさしてる
むかしの風景はこんなだった











水面に浮く水草がせつない










まぶしい光の反射が
幼少期の光のきらめきに
似ている











今はアスファルトではあるが、天王山公園を歩くと
木の道をたしかに、昔から歩かれていたと思うのでした










御嶽神社の猫
この猫はすぐに接近してきて
すぐに寝転がるところが怖かった
だから再び津島神社へ戻る








夢の中で迷子になってる

ここはどこだろう浮島











津島の案内
でもピンボケばっかり
これもまた味わい
狙いすましている





そういやこの日は社内の全部のたて板を読んだ。直霊には4種類あり、にぎたま、あらみたま、くしみたま、さきみたま。くしみたまを覚えた。なおびとか祖神とか本当は重要なことだけど、人が意識を持ち得ないことには意味がないわけで、説明の文字が多すぎても読まないし、教科書的にシンプルすぎてもたいしたことないイメージになる。看板スルー。今の時代なかなか構成要素を認識することは難しい。多くの人が霊性を感じられるようになってほしいけど、霊性を感じるには霊性が薄いままでは通過するし、通過するゆえ意識は向かわないし。










この写真を撮るためにS304を手向けていたら
車が通り、あらまぁこんなものが珍しいのかしらん
と思われていたのでした





津島神社周辺は昔ながらの街を残している。
東北とか九州からわざわざくるほどでもないかもしれないが、そのなんか庶民的な、そのまんまの普通の古い街でありつづけてるところがむしろいい。こういう場所は三連休でも人ぜんぜんいない。中部周辺の地域の人にとってはほどよい穴場になる。天王山公園でも、江戸時代はここを人がわらじで歩いていたのかぁとノスタルジーがふつうに沸いてくるし。津島神社自体も七五三なのに、人はほとんどいなかった。