OLYMPUS C-1


キャメディア C-1
色再現 ☆
レスポンス ☆☆
操作性 ☆☆☆


使用時間、重さと大きさにおいて文句の付けようのないモデル。光学ズームがついていないので起動が素早い。
ニッケル水素の単三2本なのにかなり撮影できる。電源はアルカリ電池も使える。財布と同じくらいのサイズ。この価格でここまで小型で扱いやすいものが出たことが衝撃的だった。USB接続キット込み。
画質は値段相応だと思う、いや、それ以下か。ノイズはバリバリだ。フラッシュは使わなきゃどうにもならんくらいだ。使ってもだめだけど。同じ123万画素で光学ズームなしのFinePix1300のほうが画質的には断然優れている。扱いやすいけどちょっと期待はずれだ。フラッシュ使っても彩色は淡くてシック。よく言えばパソコンで見ていても目が疲れない感じ。オリンパは記憶色に近いと言われてるけど物足りない彩色では見栄えがない。色褪せた想い出になる。フラッシュなしでは人の肌は黄色っぽく出来上がる。土気色の死人じゃないだけマシ。カメラメーカーだからその辺は計算されてる。
操作感にも多少不満が出る。特にボタンのレスポンスが鬱陶しすぎた。もともとフラッシュ撮影向きに設計されているのか、一旦電源を切るとフラッシュの設定が保持されずAUTOに戻ってしまう。普段フラッシュを使いたくないのなら撮影時に毎回設定しなおさなくてはならない。ようするに、フラッシュ使わなきゃ撮れませんということ。 まぁ盗撮するときでもフラッシュ使うような人にとっては最高のカメラだと思う。
あとマクロ撮影をしたいときなど、一旦マクロボタンを押してそのメニュー画面を出してからもう一度マクロボタンを押してマクロをONにしなくてはならない、というのがストレスに感じた。それもボタンのレスポンスが携帯電話くらい速ければストレスじゃなかっただろう。液晶のON/OFFもやたらと遅い。
(当時のオリンパスはすごいものがある反面、いまいち優れないモデルがあって、C−1は特にダメダメカメラだという評判だった。次のモデルC−2からはそんなことないみたいだからそのへんよろしく。)
細かいことを除けば露出補正やオートフォーカスが賢くて、気軽に撮影できる。撮れればいいや、どうせ見ないし撮るのが楽しいんだからいいや、というテキトーなスタンスに移っていく。これもまぁ心地よい。コンパクトで安価なので、日記用にC-1を使い、高画質に収めたい機会に高画質モデルを持ち運ぶというのがいい。






OLYMPUS CAMEDIA C1 正面
でもバカチョンほど愛着が生まれることは確か。



PLYMPUS CAMEDIA C1 裏
プラスチッキーですぐに傷つく。
ナイーブ。



[撮影画像]


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