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BOW Technologies [WAZOO] 投稿者:tukipie 投稿日:2005/01/14(Fri) 00:45 No.436

WAZOO

      ボウテクノロジーズのワズー。ボウクリステン氏の手がけるプリメインアンプ。
 


Re: BOW Technologies [WAZOO] tukipie - 2005/01/14(Fri) 00:47 No.437

Bow technologies このロゴにも出てる 音楽性

 音的にはAura VA200の延長線上にあって同じく空気の粒子の粗いものを感じる。ふんわりとして粒子と感じさせないプラーナに混じってそれが感じられる。スピーカーでいったらビクターのSX-L9で、こちらはアストラルが熱いのでエナジーに感じるがワズーは霞のような感じで天国調である。ライブに響きつつも天上高く空気はデッドな僕の部屋ではこれぐらいの空気が欲しかったところ。この音を目で見ると、マランツは明瞭に奥に輪郭が沈んでいくがワズーは沈まず粒子に満たされていて核心が空気のヴェールに守られている。オーラはピュアリティーが売りなので聴きやすさはVA200に軍配があがるが、空気の一定感は高い。スピーカーを眺めた上下左右は、平面的に360度凹凸なく満たされている。聴感コントラストの低い仕上がりだ。だからラウドネスなんていらない。
 


Re: BOW Technologies [WAZOO] tukipie - 2005/01/14(Fri) 00:47 No.438

ROTEL vs WAZOO
ROTELは媚や虚飾がないから疲れない。
WAZOOにはそこに天国の空気があるから暖かい。



Re: BOW Technologies [WAZOO] tukipie - 2005/01/14(Fri) 00:49 No.439

ワズーを使えばホールになる。シベリウスがやや明るく感傷的な雰囲気に包まれて演奏されます。
ただ僕のシステムではデザインが浮いてしまう。ワズー自体は芸術でもしょぼい部屋にはなかなか調和しない。日本の部屋にはやっぱりゴールドが似合う。LUXのように毛布に包まった音だがLUXほど真面目ではない。デザインのとおりにトーンの違いがある。



Re: BOW Technologies [WAZOO] tukipie - 2005/01/14(Fri) 00:50 No.440

解像度と一言でいうと狭義だけど本当は広い意味を持つ言葉のようだ。ファンダメンタルな部分だけではなくそこを温かくする空間音も解像の一部だし。忠実度と解像度は別のものだ。ワズーのように純音が温かいと感じるのは空気部の解像の高さによるもの。オーディオアナログのPUCCINIやCREEKの5350SEの純音が柔らかいというのは解像ではなくそういう音の造形である。まろにゃかだ。ワズーも決して解像度は高いわけでないが空間音が充実して面白いようにバランスが取られている。PUCCINIは普通に解像度は高くない。空間音による温かさではなくトーンの柔らかさだ。


Re: BOW Technologies [WAZOO] tukipie - 2005/01/14(Fri) 00:53 No.441 HomePage

関係ないけどあにくらダイアリーというフリーソフトを使ってる。かーいー日記帳。日記はサーバーにアップロードできるらしいけどそんな機能を知らない時代から使っているのであくまで自分の日記帳。僕はワズーを使っていると数々のアニミズム的なことを思いはじめる。その結晶化した想いこそが生き血となっている。ワズーの天国はそこまでは長く続かなかった。さすがに機械なので、次第に陽性のトーンにも飽きがきた。しかしDENONを使っていても落ち着いたトーンに飽きてくる。人間の感性も、自然界の音と同じく、バランスの上に成り立っているのだろうか。神を超えることのできない芸術と同じくオーディオは自然界の完全な調和を宿すことはできない。そこまで言うとキリがないけど。でも一番か二番目に好きだったアンプ。
ワズーはノーチラスを音楽的にベストな鳴り方でドライブできるアンプの一つだったけど、具体的にはショスタコとシベリウスがつまらなかった。ワズーの天国に浸っていると作曲家の内奥を求めるようになる。音像を抉ってこない。オーケストレーションは彩りすばらしいのでプロコフィエフやディーリアスはDENONよりもいい。また、普段は聴かないのにモーツアルトやメンデルスゾーンを聴きたくなった。朗らかで長調のもつよい雰囲気があり、作曲家の懊悩は思春期の悩み事になるが軽くうまく調和している。悪魔の爪でつむびかれたモーツアルトの音楽はいかにも美しい。ホールを擬似的に再現してそうな空気量の多さがシンクロニシティー(≒意味のある同時生起コインシデンス、お神籤など。あるいは意味を持つかのようにむすびあわさった偶然のパターン)を引き起こすようだ。モーツアルトについて想像力を膨らませていた小林秀雄のように僕も少しは音と音楽だけじゃなく作品の背景にあるものについて想像して心膨らんでみようかなーなんて高揚した気分にさせる。いままでほとんど出てきたものしか見てなかったから。
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