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ある人に息子が二人いた。弟の方が父親に、『お父さん、私がいただくことになっている財産の半分をください』といった。そこで父は死ぬ前に自分の財を渡した。弟のほうは何日ももたないうちに遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くした。はじめはお金があるからほいほいとみんなにあげて友達が沢山できていい気分だけどやがて使い果たし誰もが離れていった。ちょうど飢饉が起こり誰も食べ物を分け与えてくれず空腹で苦しいと家に帰る。しかしそんな不良のような息子の身勝手な放蕩にすら父は怒らなかった。父は最高の着物と最高の料理で温かく迎えた。「なぜ自分なんかをこんな風に迎えるのですか。僕はしもべのしもべでいいのに。」と放蕩息子はいうが「死んだと思っていたのに我がもとに帰ってきたのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。」と答える。 この話は神の愛のたとえである。無限に広がる完全なる愛の形である。
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