今の時代巨匠が生まれないから往年から巨匠とされているものに人気が集まる。その巨匠は自分で地上にまだない世界を創造してきたのだからマーラーも脳みそアロワナでかいわな。 今は高度に完成したものがあるからあえて創る必要もない。演奏にはマエストロがたくさんいるが諦観してしまうというか。 宗教にせよ音楽にせよそれは同じでオファーは感覚欠如では語る余地すらないものだが最高とされるものは受け継がれるもの最高とされるものは欺瞞とかアカデミズムにもなるが。 たしかに現代音楽でもフルトベングラーの交響曲やフレデリックマグルのオルガンなら僕にも理解できるけど武満徹になると音楽なのかはあれは。 …それは音楽以前にあるもの ズトラビンスキーはゴーギャンのように土着文化に触れているので武満徹の聴き出したものを理解することができた。 武満徹は、音楽が降りたら音符を構成して作曲するのでなく、そこにある音楽を楽譜に投影するやり方で、日本的だと思う。日本でしか発達しなかった古神道のように霊的である。武満徹の音楽はアメリカのジャンキーには特殊な酩酊感があるようで、本当に彼のことを神だと思っていたようだ。宇宙人みたいだし。 |