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よい音とは
〜神智学的に考察〜


界面(Plane)

宇宙を構成する全物質(顕現)をその「密度」の精粗にしたがって七層に分け、それぞれ界面(プレーン)または界(ワールド)と呼ぶ。これらはまた、一定の認識力に応じる意識の状態でもある。これを表示すればつぎのようになる (リードビーター『神智学のテキスト』より)


































7






























6


5


4




3





2


1


より繊細な物質、より濃密な物質・・・
目につくものは粗く、感じさせないものは細やか。

おのおのの段階において美音がある。
物質に見える物質的な音は、物質的な段階においてのもの。

電子音は美音であって神智学的美音ではない。
空気として感じられる音は感性の段階で判断される。
爆笑は騒音で、微笑みは無音であって美音である。
自然音の多くには1/fの慣性が宿っている。
万物は流転する panta rhei
芸術の一回性 Einmaligkeit
ホールでは高次へゆきわたる倍音においても調性が保たれると、
(演奏者の霊性に準じて)神智学的美音になる。

子どもが安心する音がよい音。
最も美しい楽器は人の声である。最も地味であたたかい。
界面の繊細に保たれているものほど単純な音を疎んじる。
界面の繊細に保たれているものほど繊細に醸される。